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インプラント治療 2020/12/11

インプラントの寿命~長持ちさせる秘訣は?~

インプラントは、見た目や咬み心地だけでなく、寿命においても優れた治療法です。長持ちさせるための努力を惜しまなければ、一生涯使い続けることも不可能ではありません。ここではそんなインプラントの寿命や長持ちさせる秘訣などをわかりやすく解説します。

インプラントの生存率

インプラントの寿命は「生存率」という言葉で表されることがあります。この「生存」というのは、インプラントが抜け落ちずにお口の中に残っている状態を意味します。少し特殊な表現となっているので、混乱する方も多いかもしれませんね。

インプラントの10~15年生存率

インプラント治療の生存率は、上顎か下顎かによって多少異なります。下顎の場合は、骨がしっかりしているので10~15年生存率が94%程度となっています。
上顎は下顎よりも少しやわらかいこともあり、10~15年生存率が90%程度にとどまっています。いずれにせよインプラントの生存率は90%を超えています。

インプラントの5年生存率との比較

インプラントは、5年生存率の統計もとられていますが、その数値は10~15年生存率とほとんど変わりません。インプラント治療の安定性がよくわかるデータといえます。

生存率=寿命ではない

ここではインプラントの生存率について解説していますが、それがそのまま寿命を意味するわけではないという点を確認しておきましょう。生存率とは、あくまでその時点でお口の中にインプラントが残存している確率を表しているだけです。
それ以降も、メンテナンスや適切な口腔ケアを実施すれば、いくらでも寿命は延ばせます。実際、インプラントを埋入して30~40年使い続けた例もあります。

ブリッジ、入れ歯の寿命

インプラントの大まかな寿命がわかったら、その他の治療法の寿命も知りたくなるかと思います。歯を失った場合には、ブリッジや入れ歯という治療の選択肢も用意されているからです。どちらもインプラントほど長持ちしませんが、ケアの方法によっては寿命を延ばすことも可能です。

ブリッジの寿命

ブリッジの寿命は、7~8年程度が一般的です。残った歯を大きく削り、支台歯とする治療であるため、残存歯への負担は比較的大きくなります。
また、清掃性が悪い部分があり、虫歯や歯周病のリスクも高まる傾向にあります。正しいブラッシング法を身に付け、ブリッジ周囲に歯垢・歯石がたまらないよう努めることで、ブリッジの寿命を延ばすことができます。
定期的なメンテナンスを受けて、残存歯に過剰な負担がかからないよう調整することも大切です。

入れ歯の寿命

入れ歯の寿命は、4~5年程度が一般的です。入れ歯を長期間使用すると、顎の骨が痩せたり、入れ歯が変形や摩耗したりするなど、さまざまな変化が現れます。
それだけに寿命も比較的短くなっています。入れ歯を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが何より重要です。お口の変化に合わせて、入れ歯も調整していきましょう。

▶インプラント、ブリッジ、入れ歯の違いを比較しながら知りたい方は「徹底比較!インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い」の記事をご確認ください。

インプラントの寿命を縮める原因

インプラントの寿命は、以下の原因によって短くなります。

歯周病(インプラント周囲炎)

インプラントの寿命が短くなる主な原因は「インプラント周囲炎」です。歯周疾患の一種で、インプラントの周囲に炎症が生じます。歯茎のみならず、インプラントを支えている歯槽骨まで溶けることから、人工歯根の脱落を招きます。

▶インプラント周囲炎の原因や予防方法を知りたい方は「インプラント周囲炎の症状と治療・予防方法」の記事をご確認ください。

喫煙習慣

人工歯根の埋入手術後も喫煙習慣が残っている場合は、インプラントの寿命も短くなる傾向にあります。タバコの煙によって歯周組織の血流が悪くなり、歯周疾患のリスクが高まります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりなどの習癖があると、インプラントに過剰な負担がかかることで寿命も縮まります。

骨粗しょう症

インプラントは、顎骨との結合がかなめとなる治療法です。骨がもろくなる骨粗しょう症に罹患すると、人工歯根との結合も弱まり、しっかり支えることが難しくなります。

糖尿病などの全身疾患

糖尿病など、全身の免疫力を低下させるような病気もインプラントの寿命を短くする要因となり得ます。

▶インプラント治療がそもそもできないケースは「インプラント治療ができない15個のケース」の記事をご確認ください。

格安インプラント

価格が極端に安く設定されている格安インプラントは、質の悪い素材が使われていたり、重要な治療プロセスを省略していたりすることがあります。治療の質そのものも低下することから、インプラントの寿命も短くなる傾向にあります。

▶インプラントが格安である詳しい理由は「安いインプラントは避けるべき?」の記事をご確認ください。

インプラントを長く使うためにできること

インプラントの寿命は、努力次第で延ばすことが可能です。インプラントを少しでも長く使いたいという人は、以下に挙げる点に注意しましょう。

定期的なメンテナンス

インプラントを長く使うのであれば、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。これは5年保証や10年保証を受ける上でも必須となっていることが多く、定期的なメンテナンスを受けない、という選択肢はまずないものとお考え下さい。それくらい重要なものです。

■メンテナンスの内容
インプラントのメンテナンスでは、上部構造が欠けたり、ネジが緩んだりしていないかなどを調べます。インプラント周囲にたまった汚れの除去も行ってもらえます。必要に応じてレントゲン撮影を実施することで、顎骨との結合状態も把握できます。

▶インプラントのメンテナンス方法をしっかり学びたい方は「正しいメンテナンスでインプラントの寿命を延ばそう」の記事をご覧ください。

適切なセルフケア

インプラントの周囲は、汚れがたまりやすくなっています。天然歯と同じようにケアをしていては、インプラント周囲炎のリスクが高まるため要注意です。歯科医院で習った方法をセルフケアで実践していきましょう。

生活習慣の改善

■禁煙は絶対?
喫煙習慣がある人は、原則として禁煙が必須となります。喫煙ほどインプラントの寿命を縮める要素はないからです。禁煙が難しい場合は、節煙に努めましょう。

■歯ぎしりの改善
歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖がある場合は、それらを意識的に改善する必要があります。自分で改善することができないのであれば、歯医者さんに相談しましょう。歯医者さんでは歯ぎしりの治療も行ってくれます。

■糖尿病の予防・治療
生活習慣病である糖尿病は、その名の通り生活習慣を改善することで予防、あるいは症状を緩和できます。その結果、インプラントへの悪影響も抑えることが可能となります。

信頼できる歯医者を選ぶ

以下の挙げるような点を押さえている歯医者は、信頼性が高いといえます。

■インプラントの価格が適正
インプラント治療の費用が極端に安い、あるいは高い歯医者さんは、あまりおすすめできません。インプラント治療の相場である1本当たり30~40万円程度の価格に設定している歯医者さんを優先的に選びましょう。

■必要な設備が揃っている
安全なインプラント治療には、歯科用CTによる精密診断が不可欠です。その他、衛生的な環境でインプラント手術を行えるかどうかも重要となります。

■インプラント治療の経験が豊富
インプラントは専門性の高い治療なので、経験の豊富な歯科医師に任せる方が賢明です。知識や技術が高ければ、寿命の長いインプラント治療を提供することも可能となります。

▶インプラント治療が得意な歯医者を探すときのポイントは「インプラント治療で失敗しないための歯医者さんの見つけ方」の記事をご覧ください。

まとめ

このように、インプラントの寿命は10~15年を超えるケースが9割を超えています。ケアによっては、まだまだ寿命を延ばすことも可能であり、ブリッジや入れ歯より長持ちさせるのも容易です。
ただし、インプラントの寿命はいろいろな要因によって短くなることもあるため、まずは歯医者に相談することをおすすめします。自分のケースでどのくらい寿命を延ばせるかなど、気になることを相談してみましょう。

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■他のインプラント治療のコラム:https://teech.jp/column/inpurantochiryo
■インプラント治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/inpurantochiryo-interview
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▼このコラムは歯科医師によって執筆・監修されています▼
【コラム執筆歯科医師の紹介】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

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