brand
サイトの特徴・使い方 閲覧履歴 会員登録 ログイン
トップ  -  コラム記事  -  インプラント治療の手術前・手術後の注意点
インプラント治療 2020/11/01

インプラント治療の手術前・手術後の注意点

インプラント治療の手術前・手術後の注意点

インプラント治療には、顎の骨に人工歯根を埋め込む処置が伴います。いわゆる「外科手術」であり、治療の前後で注意しなければならない点がいくつかあります。ここではそんなインプラント治療の注意点を手術前と手術後に分けて、わかりやすく解説します。

インプラント手術前の注意点

インプラント手術前には、以下に挙げるような点に注意しましょう。

インプラント手術前の注意点

食事

手術の前夜と手術当日の朝は、食事の量を控えめに調整しましょう。たくさん食べると歯や顎に負担がかかるだけでなく、口腔衛生状態も悪くなります。場合によっては、手術中に食物が胃から逆流して、危険な状態を招くこともあります。もちろん、手術の前後には栄養やエネルギーも必要となることから、適度に食事を摂ることは大切です。

飲酒

アルコールを摂取すると、血管が拡張して、血の巡りが良くなります。手術中に出血した際には、止血が困難となることもあり得ます。麻酔薬に関してはアルコールによって”効きにくくなる“と思っている方が多いかもしれませんが、実際は”効きやすく“なります。
これはアルコール自体に、感覚を麻痺させる効果があるためです。そうした作用は手術においてデメリットでしかありませんので、手術前の飲酒は控えるようにしましょう。

手術後の日程調整

インプラント手術の後は、患部が少なからず腫れたり、痛みが生じたりします。症状の度合いは個人差が大きく、抗炎症薬や鎮痛薬で抑えられる程度も異なりますが、手術後すぐに大切な予定を入れるのはあまりおすすめできません。手術後の日程調整は、手術前にしっかり行っておきましょう。

常用薬の停止

血が固まりにくくなる抗血栓薬などを飲んでいる人は、主治医と相談した上で服薬を停止するか、継続するか決めなければなりません。
その他、手術に悪影響を及ぼしかねない常用薬がある場合も事前に服薬の停止を検討しておくことが大切です。全身状態がきちんと管理されていれば、服薬を停止しなくて良いケースが大半となっています。

インプラント手術後の注意点:行動編

インプラント手術後には、たくさんの注意点があります。ここでは行動に関するものを簡単にご紹介します。

インプラント手術後の注意点:行動編

食事

手術後2~3日は、辛いものや熱いものなどをできるだけ避けるようにしましょう。しっかりと噛まなければならない食品もNGです。患部を刺激しない食べ物を積極的に選びましょう。おかゆやスープ、ゼリーなどがおすすめです。

運動

激しい運動は、全身の血流が良くなり、傷口から再び出血を招くこととなります。少なくとも手術後2~3日は控えてください。

入浴

入浴も運動と同様、全身の血流を良くします。傷口が開く恐れがあるため、手術後2~3日は湯船に浸かるのを控えてください。シャワー程度であれば問題ありません。

飲酒

飲酒は手術後1週間程度控えるのが望ましいです。運動や入浴以上に、腫れや出血のリスクが高まります。

喫煙

手術後は基本的に禁煙するのが望ましいです。タバコを吸うと、傷の治りが悪くなるだけでなく、インプラントも定着しにくくなります。これはタバコに含まれる物質が歯周組織の血流を悪くするためです。どうしても禁煙できない人は、節煙に努めましょう。

歯磨き

歯磨きは手術後も行わなければなりませんが、患部を刺激しないよう注意が必要です。歯磨き粉の使用もしばらくは控えてください。インプラントを埋入した部位に、歯ブラシを当ててはいけませんが、その他の部位は通常通り磨いても問題はありません。
手術してから1~3週間経過すると、縫合した糸を抜く“抜糸”が行われます。それ以降は、手術部位に対して過剰に気を使う必要もなくなります。

うがい

手術直後は、傷口が気になって何度もうがいをしたくなることかと思います。お口の中をきれいにゆすいだ方が傷の治りも早くなりそうなものですが、それは必ずしも正しい行為とはいえません。
手術直後の頻繁なうがいは、かさぶたの形成を妨げてしまうからです。軽くゆすぐ程度であれば問題ありませんが、過剰なうがいはNGです。24時間ほど経過すれば傷口の状態も落ち着きます。

薬の服用

インプラント手術後には、必ず抗菌薬等が処方されます。歯科医師の指示通りに服用しましょう。自己判断で服薬の量を調整したり、停止したりすることは絶対にしてはいけません。感染症などのリスクが高まることがあります。

インプラント手術後の注意点:症状編

インプラント手術後の症状に関しては、以下の点に注意しましょう。

インプラント手術後の注意点:症状編

痛み・腫れ

インプラント手術は、歯茎をメスで切開し、顎の骨に穴を開けてチタン製のネジを埋め込む処置であるため、術後は少なからず痛み・腫れが生じます。
これらの症状が認められたら処方薬を適宜、服用しましょう。それでも治まらないほど症状が強い場合は、歯科を受診することをおすすめします。傷口に細菌感染等が起こっているかもしれません。

出血

手術後も出血が継続している場合は、傷口が開いています。血が止まる気配がないのであれば、早急に歯科を受診しましょう。

発熱・排膿

熱が出たり、患部から膿が排泄されていたりする場合は、細菌感染が疑われます。早急に対処する必要があります。

しびれ・よだれ

術後1週間程度は、軽いしびれや感覚の麻痺、よだれが垂れるなどの症状が現れることがありますが、2~3週経過しても継続する場合は、神経の損傷などが疑われます。まずは主治医に診てもらいましょう。

まとめ

このように、インプラント手術の前後には、いろいろな注意点がありますので、事前に把握しておきましょう。何かトラブルが起きた際には、すぐに歯科を受診することが大切です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■他のインプラント治療のコラム:https://teech.jp/column/inpurantochiryo
■インプラント治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/inpurantochiryo-interview
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

▼このコラムは歯科医師によって執筆・監修されています▼
【コラム執筆歯科医師の紹介】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

この記事の関連コラム
1 / 3
インプラント治療で使うアバットメントって何?
インプラント治療
インプラント治療では、人工歯根であるフィクスチャーを顎の骨に埋め込みます。その上に人工歯である上部構
インプラント治療に歯科用CTが必要な理由
インプラント治療
インプラント治療には、一般的な歯科治療にはないプロセスがいくつかあります。歯科用CTによる撮影もそのひ
インプラントの撤去が必要になる7つのケースと撤去費用
インプラント治療
インプラントは、一生涯使い続けることも可能な装置です。よほどのことがない限り、健康な状態を保つことが
天然の歯とインプラントの違いは?
インプラント治療
インプラントは、天然の歯に近い機能性や審美性を再現できる素晴らしい治療法です。歯を失った際には、イン
治療前に詳しく知りたい!インプラントの構造・素材
インプラント治療
インプラントは、ブリッジや入れ歯とは異なる構造をとっています。使用する素材にも違いがあり、それぞれに
50代が適齢期!? 健康を守るインプラント治療
インプラント治療
50代になると、2人に1人が歯周病や虫歯が原因で歯を失っています。つまり、50代の半数の人が失った歯の治療
奥歯をインプラントにすると強く噛めて痛くない!
インプラント治療
奥歯というのは、虫歯や歯周病にかかりやすく、抜歯を余儀なくされることも多い歯です。奥歯は汚れが溜まり
インプラント治療の痛み・不安を軽減する麻酔術
インプラント治療
インプラント治療に伴う外科手術に不安を抱いている方は少なくありません。過去に手術を受けたことがない人
インプラント治療の失敗・トラブルと対策
インプラント治療
インプラントが普及して、かなりの年数が経ちますが、やはり、治療に対する不安や恐怖心を拭えない方もいら
ブリッジ治療
インプラント治療
虫歯や歯周病が重症化すると、最終的には歯を失うこととなります。そんな時、治療を受けずにそのまま放置す
インプラント治療にかかる時間と期間
インプラント治療
インプラントは、その他の治療といろいろな点で異なります。人工歯根を埋入するオペを伴うことから、治療に
インプラント治療のメリット・デメリット
インプラント治療
歯を失った際には、インプラント治療を選択する人が増えてきています。入れ歯やブリッジのような従来の治療
インプラントを長持ちさせるための歯磨き・アイテム選びのコツ
インプラント治療
インプラントは、たくさんのプロセスを踏まなければならない治療法ですが、装着した後は天然歯と同じように
インプラントの抜歯即時埋入法vs抜歯待時埋入法
インプラント治療
インプラントは、失った歯を補う治療法ですが、まだ歯が残っているケースにも適応されることがあります。例
インプラント治療のオールオン4という選択
インプラント治療
インプラント治療は、”失った1本の歯を1本の人工歯根で補う”だけの治療法ではありません。すべ
インプラントが取れる原因と対処法
インプラント治療
インプラントは、使用していく中で取れたり、折れたりすることがあります。苦労して装着した装置だけに、シ
インプラント治療の歯医者さんの選び方
インプラント治療
インプラントは、とても優れた補綴治療なだけに、施術を検討されている方も少なくないことかと思います。イ
インプラントとは?治療前に知っておきたい基礎知識
インプラント治療
虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った際には、何らかの方法で欠損分を補う必要があります。従来はブリッジや
総入れ歯をしっかり固定する【インプラントオーバーデンチャー】
インプラント治療
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込んで、人工歯を被せる治療法ですが、上部構造として「総入れ歯」
痛みや時間や術後も心配!インプラント手術の方法
インプラント治療
インプラント治療では、外科手術が必須となっています。人工歯根であるインプラント体を顎の骨に埋入しなけ
Feature Teechの特徴
1

あなたの「今の症状に合った」歯科医院が探せます

icons

歯科医院が広告掲載する際、得意な治療1つのみを選択し広告しています。これにより2つのメリットが得られます。

①あなたの今の症状に合った治療を1番得意とする歯科医院のみ検索できます。

②表示される歯科医院の数が絞られるため、今の症状に合った歯科医院を効率よく検索できます。

2

その歯科医院で「本当に治療した患者さんの口コミ」を掲載

icons

歯科検索サイトには、その歯科医院で治療を受けていない方の口コミが散見されますが、Teechへの口コミ投稿には、領収書の添付を必須としているため、本当にその歯科医院で治療した患者さんの口コミが掲載されています。また、口コミ点数・件数によって検索結果が上下しないため(標準検索した場合)、サクラの口コミ投稿の誘因を減らしています。

3

「プロが選ぶプロ」の歯科医院を探せます

icons

掲載している医院に3医院(自医院を除く)までオススメできる機能を付与することで、プロが選ぶプロの歯科医院を探せます。

4

「先生の人柄」が分かるご挨拶動画を設置

icons

外からは見えにくい歯科医院ですが、事前に先生の人柄が伝わるように、院長のご挨拶動画を掲載しております。

インプラント治療
得意歯医者今すぐ探す