スマーティーとインビザラインを徹底比較!あなたに合ったマウスピース矯正はどっち?
近年、歯並びを整える方法として「目立ちにくい」「取り外せる」といった利便性を持つマウスピース矯正が広く選ばれるようになっています。中でも代表的なのがスマーティー(Smartee)とインビザラインです。どちらも人気がありますが、それぞれ特徴が異なるため「自分にはどちらが合っているのだろう」と迷う方も少なくありません。
そこで本記事では、スマーティー(Smartee)とインビザラインを徹底比較します。自分に合った治療法を判断する際の参考にしていただければ幸いです。
スマーティー(Smartee)とインビザラインを5つの項目で比較
スマーティー(Smartee)とインビザラインは、どちらも透明なマウスピースを使った矯正治療で、見た目の自然さや取り外しのしやすさが魅力ですが、治療費用や対応できる症例、治療の精度などは異なります。ここでは、両者を「費用」「治療期間」「対応症例」「治療計画の精度」「通院頻度」の5つの視点から比較していきます。
費用
マウスピース矯正を検討するうえで、費用は最も気になるポイントの一つでしょう。どちらの矯正法も、使用するマウスピースの種類や治療する範囲によって価格に差がありますが、一般的にはスマーティー(Smartee)のほうが安価に設定されていることが多いです。
ただし、治療費用には 基本料金(治療費、検査費用)だけでなく、調整費用やアフターケアも別途かかることがありますので、事前に詳細な見積もりを確認しておくことをおすすめします。
治療期間
スマーティー(Smartee)とインビザラインでは、治療にかかる期間に違いがあります。期間は歯並びの状態や治療範囲によって大きく変わります。
インビザラインは、軽度から中等度の症例で多く用いられ、この場合はおよそ1〜3年かかることが一般的です。
スマーティー(Smartee)は、幅広い症例に対応できるとされており、短いケースでは半年程度、長い場合でも1〜2年ほどで治療が進むことがあります。ただし、すべての症例がこの期間に収まるわけではなく、条件によってはより長期になることもあります。
対応症例
対応できる症例の範囲にも違いがあります。これはマウスピース矯正を選ぶ上で重要な要素のひとつです。
インビザラインは、前歯のすき間、軽い出っ歯、叢生(歯が重なり合う状態)など、軽度から中等度の歯並びの乱れに有効とされる矯正方法です。
スマーティー(Smartee)は、従来のマウスピース矯正では難しいとされていたケースにも対応できる場合があるのが特徴です。世界52か国以上で導入され、80万人以上が治療を受けており、日本国内でも普及が進んでいます。
ただし、どちらのマウスピース矯正も万能ではなく、骨格に問題がある場合や噛み合わせのずれが大きい場合には、マウスピース単独では対応が難しいケースがあります。そのような場合は、ワイヤー矯正や外科的処置を含む別の治療法が検討されます。
治療計画の精度
マウスピース矯正を成功させるためには、治療前に立てる計画の精度がとても重要です。どの歯をどのように動かすのか、どれくらいの期間で進めるのかによって、仕上がりに差が出てきます。
インビザラインでは、「ClinCheck」という専用ソフトを使って歯の動きを3Dでシミュレーションします。世界中で蓄積された膨大な症例データをもとに計算されるため、将来の歯並びや噛み合わせを具体的にイメージしながら治療を進められるのが特徴です。
スマーティー(Smartee)でも3DスキャナーやAIを活用して治療計画を作成します。歯の動きや仕上がりを事前にイメージしやすく、治療のゴールを共有できる点が患者様の安心につながります。
通院頻度
矯正治療を続ける上で、通院のしやすさも大切なポイントです。
スマーティー(Smartee)は、オンライン診療を積極的に取り入れているのが特徴です。専用アプリを使って自宅から歯の状態を送信できるため、通院は2〜6か月に1度で済む場合があります。忙しい方や遠方にお住まいの方の負担を減らしやすい仕組みです。
インビザラインは基本的に対面での診察を行います。特に治療初期やアライナーの交換時期には医院でのチェックが必要で、通院は月1回前後が目安とされています。
通院のしやすさを優先するのか、対面でのきめ細かな診療を重視するのかによって、どちらが合っているかは変わってきます。
あなたに合う矯正はどっち?
スマーティー(Smartee)とインビザライン、どちらも魅力的なマウスピース矯正ですが、自分に合っているかどうかは人それぞれです。費用を抑えたいのか、対応症例の幅を重視したいのか、あるいは通院のしやすさを求めるのか。選ぶべき基準は多岐にわたります。
ここでは、スマーティー(Smartee)とインビザラインそれぞれに合う人の特徴を紹介し、ご自身に合った矯正方法を見極めるためのヒントを提供します。
スマーティー(Smartee)が合う人の特徴
スマーティー(Smartee)は幅広い症例に対応でき、インビザラインよりも安く、短期間で治療できることが多いです。歯並びの問題が重度な方やイベント・就職活動などに間に合わせたい方に合っているといえます。
さらに、スマーティー(Smartee)はオンライン診療に対応しているため、仕事や育児で忙しく、頻繁に通院するのが難しい方にも選ばれています。遠隔地に住んでいて近くに矯正専門の歯科医院がないという方にとって、スマーティー(Smartee)は有力な選択肢となるでしょう。
インビザラインが合う人の特徴
インビザラインは、軽度~中等度の症例に対応できるマウスピース矯正です。治療してきた症例数が多く、非常に高い精度で治療計画を立てられます。通院頻度はやや高めですが、対面でのきめ細やかな診察を重視したい方や医師の管理下でしっかりと進めたい方には安心感があります。
まとめ
スマーティー(Smartee)とインビザラインは、どちらも人気の高いマウスピース矯正ですが、それぞれ特徴が異なります。
大切なのは、自分のライフスタイルや症状、治療への希望に合った矯正方法を選ぶことです。迷ったときは、まず歯科医院でのカウンセリングを受け、自分の歯並びがどちらに合っているかを見極めましょう。今回の比較を参考に、自分にぴったりのマウスピース矯正を見つけてください。
スマーティー(Smartee)については「今話題のマウスピース矯正スマーティーとは?インビザラインとの違いも解説」でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。