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歯冠修復、欠損補綴(虫歯) 2020/07/30

あなたの歯は大丈夫!? 銀歯の下は虫歯になりやすい

比較的進行した虫歯では、虫歯菌に感染した歯質を除去した後に詰め物や被せ物を装着します。
保険診療では、銀歯となるケースが大半です。金属製の修復物なので、とても丈夫ではあるのですが、虫歯の再発リスクはセラミックより高くなっています。
ここではそんな銀歯の下に、虫歯が発生しやすい原因や検査法、治療方法などをわかりやすく解説します。

銀歯の下が虫歯になる原因

銀歯の下に虫歯が発生しやすい原因は、以下の通りです。

歯質との適合性が低い

銀歯は、セラミックと比べると、歯質との適合性が低いです。なぜなら、製作の「過程で1000度以上の高温に晒され、「鋳造収縮(ちゅうぞうしゅうしゅく)」というある種の変形が生じるからです。
また、歯科用合金で詰め物や被せ物の形態を精密に仕上げること自体、難しいことであるため、少なからず歯質との間に隙間が生じてしまうのです。そうした隙間から細菌が侵入し、虫歯の再発を引き起こします。
もしも、銀歯・詰め物が取れた場合は、「痛くなくても放置しない!銀歯・詰め物が取れた時の対処法」の記事コラムをご覧ください。

経年的な金属の変質

身の回りの金属製品を見てもわかるかと思いますが、金属というのは経年的に変質していきます。銀歯には、金や銀といった貴金属も多量に含まれているため、「錆びる」ことはほとんどありませんが、咬合圧や熱刺激によって「歪む」ことはよくあります。
とくに第一大臼歯のような、そしゃく機能の主体となる奥歯の銀歯は、日々過酷な環境に晒されています。その結果、歯質との適合性が低下し、虫歯の再発を招いてしまうのです。

歯科用セメントの劣化

銀歯と歯質は全く異なる物質なので、装着するためには歯科用セメントが必要になります。銀歯の装着に用いられるセメントは、決して安定性の高いものではありません。経年的な劣化は避けられず、虫歯菌が侵入しやすい隙間を作る原因になりがちです。

アマルガムの変性

一般的な銀歯は、銀や金、パラジウムなどで構成された歯科用合金ですが、似たようなものに「アマルガム」と呼ばれるものがあります。成分の大半が水銀であることから、ある時期を境に歯科治療で用いられなくなりました。
けれども、過去に治療したアマルガムがお口の中に残っている人はたくさんいます。そんなアマルガムにも通常の銀歯と同様、摩耗や変形が起こり、虫歯を再発することがあります。

銀歯の下が虫歯か確かめる方法

銀歯がしみたり、痛いと感じたりするようであれば、虫歯の再発が疑われます。それを確かめるためには、歯医者さんで以下のような検査を受ける必要があります。
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▶銀歯が「しみる」、「痛い」という症状がある場合は以下の記事をご覧ください。
└銀歯がしみる場合:「銀歯がしみるときの原因と対処方法教えます!」
└銀歯が痛い場合:「銀歯が痛いときの原因と対処方法教えます!」
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視診・触診・打診

銀歯の下の虫歯が疑われる場合は、視診にて確認を行います。銀歯の辺縁が欠けて、歯質が黒ずんでいたり、歯質に穴が開いていたりすれば、虫歯の可能性が高まります。
その他、指や探針(たんしん)という道具による触診や、ピンセットなどを使って歯を叩く打診などを行うこともあります。
虫歯があると、触診でザラザラとした感触が得られ、打診では痛みが生じることがあります。

レントゲン撮影

視診や触診、打診などで確定的な診断を下せない場合は、レントゲン撮影を行います。銀歯の下の虫歯を確かめる上では、極めて有用な検査となります。銀歯の下に虫歯があると、黒い透過像としてレントゲン写真に写るからです。
しかも、銀歯を外すことなく虫歯の有無を確かめられるので、患者さんへの負担も最小限に抑えられます。

銀歯を外す

レントゲン撮影でも虫歯の有無を断定できない場合は、銀歯を外して検査をします。これが銀歯の下の虫歯を診断する最も確実な方法です。虫歯が再発していれば一目瞭然です。

銀歯の下の虫歯の治療方法

銀歯の下に虫歯が再発していたら、必ず治療を受けなければなりません。治療方法は、虫歯の進行度に応じて変わってきます。

象牙質の虫歯

再発した虫歯が象牙質にとどまっているのであれば、感染した歯質を除去して、再び詰め物や被せ物を製作および装着します。
それまで使用していた銀歯は、再利用することはできません。歯を削った時点で、歯質と適合しなくなっているからです。再製作する詰め物や被せ物は、レジン(白いプラスチック)やセラミックに置き換えることもできます。

歯の神経まで達した虫歯

虫歯の再発によって、歯の神経まで侵されてしまった場合は、抜髄する必要があります。歯の神経を抜いて、根管治療を実施します。もともと歯の神経を抜いていた歯も再び根管治療を行う必要があります。その後は、被せ物を製作および装着します。

歯冠がボロボロになった虫歯

歯の頭の部分である歯冠(しかん)がボロボロになった虫歯では、改めて銀歯を装着することが難しくなります。多くのケースでは抜歯をして、ブリッジや入れ歯、インプラントなどを装着します。

銀歯を白い歯にする方法

銀歯の下の虫歯を再治療した後は、白い歯に置き換える人も少なくありません。ここでは銀歯を白い歯にする方法についてご紹介します。

レジン

■硬質レジン
硬質レジンは、保険が適用される歯科用の白いプラスチックです。銀歯を白い歯にしたいけれど、費用は抑えたいという方におすすめの治療法です。
ただし、強い力がかかる部位には使えないことがあります。また、硬質レジンの性質上、経年的な変色や摩耗などは避けられません。

■ハイブリットレジン
レジンとセラミックを組み合わせた審美材料です。コンポジットレジンよりも耐久性や審美性に優れているものの、費用は少し高くなります。保険が適用されるケースもありますが、あくまで限定的です。
治療する歯が第一小臼歯か第二小臼歯であり、詰め物ではなく被せ物であること、その他、治療を受ける歯科医院が厚生労働省の認可を受けているなど、さまざまな条件を満たさなければ自費診療となります。

セラミック(歯科用陶材)

■オールセラミック
すべての材料をセラミックのみで構成された詰め物、被せ物です。審美性が極めて高く、金属アレルギーやメタルタトゥーのリスクもゼロとなります。すべての症例において自費診療となるため、費用は比較的高いです。

■ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、驚異的な強度を誇ります。オールセラミックの唯一の欠点ともいえる「割れやすさ」を克服した審美材料です。
オールセラミックほどではありませんが、天然歯の美しさを再現することができます。費用は白い歯の中で、最も高くなります。

■メタルボンド
メタルボンドは、内側が金属、外側がセラミックの被せ物です。専門的には「陶材焼付金属冠」と呼ばれることがあります。銀歯のように丈夫でありながら、セラミックの美しさも兼ね備えた「いいとこ取り」の被せ物です。
ただし、オールセラミックほど美しくはなりません。これは内側の金属色が透けて見えたりするためです。

▶銀歯を白い歯にすることを考えている方は「銀歯を白い歯にする方法」の記事コラムをご覧ください。

まとめ

このように、銀歯の下は虫歯になりやすいことから、日頃のケアをしっかり行うことが大切です。銀歯が虫歯かもしれないと感じたり、治療して長い年月が経過している場合は歯医者さんを受診しましょう。その上で、適切な治療を受ける必要があります。

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■他の歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療のコラム一覧:https://teech.jp/column/mushiba
■歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/mushiba-interview
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▼このコラムは歯科医師によって執筆・監修されています▼
【コラム執筆歯科医師の紹介】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

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