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歯冠修復、欠損補綴(虫歯) 2020/07/13

痛くなくても放置しない!銀歯・詰め物が取れた時の対処法

虫歯治療の後に装着した銀歯や詰め物は、何かの拍子に取れることがあるかと思います。そんな時、特に痛みがなければ放置してしまう人も少なくありません。あるいは、自分で元に戻そうと試みる人もいらっしゃることでしょう。ここではそんな取れた銀歯・詰め物の対処法やNG行為についてわかりやすく解説します。

銀歯・詰め物が取れた時の対処方法

銀歯・詰め物が取れたら、何もせず放置することだけはやめましょう。次に挙げる手順を踏んで、適切に対処することが大切です。

まずは銀歯・詰め物を確認

治療部位から取れた修復物は、ものすごく小さな詰め物から比較的大きな被せ物など、人によって形態が異なります。いずれにせよ、取れた銀歯や詰め物はどのような状態にあるのか一度確認しましょう。

大きく破損していなければ、歯科を受診した際にそのまま元に戻せることもあります。また、お口の中の状態も確認して、何か大きな異常が生じていないかチェックしましょう。

銀歯・詰め物をきれいにする

取れた銀歯が汚れている場合は、水道水などできれいにしましょう。洗剤などを使用して、念入りにゴシゴシと磨く必要はありませんが、表面の汚れは一通り落としておく方が望ましいです。清潔な状態の方が治療の際に取り扱いやすくなります。

銀歯・詰め物を保管する

すぐに歯科を受診できないときは、取れた銀歯・詰め物がなくならないよう保管する必要があります。その際、ティッシュにくるんで置いておくと、ゴミと間違えて捨ててしまうことがあります。
ジップが付いた透明なビニール袋に入れて、大切に保管しておきましょう。すぐに受診できる場合もその状態で銀歯を提出するのが望ましいです。

できるだけ早く歯医者で受診する


銀歯や詰め物が取れたら、できる限り早期に歯科を受診しましょう。修復物が外れた部位は、傷口がむき出しとなっている状態と同じです。すぐに適切な処置を施す必要があります。

銀歯・詰め物が取れた時の4つのNG行為

銀歯・詰め物が取れた場合は、以下に挙げる行為は控えてください。状態を悪化させることとなります。

1.外れた歯で食べる

銀歯が外れた歯は、本来の機能を失っています。ちょっとした圧力が加わるだけでも、破折することがあります。ですから、銀歯が外れた歯で食べ物を噛むのは控えてください。修復物を新たに装着するか、外れた銀歯を再装着するまでは、反対側の歯で噛むようにしましょう。

2.銀歯・詰め物をもとに戻す

銀歯や詰め物は、外れ方によっては、そのままもとに戻せることがあります。おそらく、多くの人がもとに戻すことを試みることでしょう。けれども、それは歯医者からすると絶対におすすめできない対処法です。
なぜなら、銀歯が取れた時点で治療部位の汚染は始まっているからです。その状態のまま銀歯をもとに戻すと、むし歯の再発リスクが極めて高くなります。また、歯質との密着性が低下しているので、歯にさまざまなトラブルが生じてきます。

3.接着剤でくっつける

銀歯や詰め物は、接着剤によって歯質と結合しています。それは歯科治療専門の接着剤です。市販の瞬間接着剤では、代用することはできませんのでご注意ください。また、歯の状態を診査せず、適切な処置も施さずに接着剤でくっつけると、深刻なトラブルを招きかねません。

4.手で触る

上述したように、銀歯が取れた歯は傷口がむき出しとなっている状態です。無闇に手で触れると、治療部位が汚染されたり、残存歯質が割れたりするので注意が必要です。歯医者さんに対処してもらうまでは、できるだけ安静にするよう努めましょう。

銀歯・詰め物が取れる3つの原因

銀歯・詰め物が取れた場合、必ず何らかの原因があるものとお考え下さい。多くの場合、以下に挙げるような異常が生じています。

1.虫歯になっている

銀歯が外れる主な原因は、虫歯の再発です。治療した部位が再び虫歯になって、歯質が溶かされ始めます。その結果、銀歯との間にすき間が生じて外れてしまうのです。こういったケースでは、外れた部位を確認すると、歯質が黒ずんでいたり、軟らかくなっていたりします。

▶銀歯の下が虫歯になっているかどうか気になる場合は、「あなたの歯は大丈夫!? 銀歯の下は虫歯になりやすい」の記事コラムをご覧ください。

2.接着剤の劣化

銀歯と歯質とをつなぐ歯科用の接着剤は、経年的に劣化する傾向にあります。お口の中は、常に唾液で湿っていますし、食事による冷温刺激にもさらされます。そのため、接着剤が劣化するのは避けることのできない現象といえます。

3.銀歯・詰め物の破損

硬いものを噛んだり、歯ぎしりなどの悪習癖があったりすると、銀歯や詰め物が破損することがあります。修復物は歯質と精密に適合することで、正常な状態を保つことができます。ですから、少しでも欠けたり、割れたりすると適合性が大きく低下し、治療部位から容易に外れてしまいます。

状況別の治療方法

取れた銀歯の治療方法は、ケースによってさまざまです。ここでは、虫歯の再発が原因の場合と、それ以外の場合に分けて解説します。

虫歯のときの治療方法

■軽度の虫歯
虫歯が軽度の場合は、汚染された歯質を削って、銀歯や詰め物を新製します。歯を削った時点で形が変化しているので、取れた銀歯・詰め物を再利用することはできません。

■中等度の虫歯
虫歯が比較的進行していて、歯の神経にまで達している場合は、根管治療が必要となります。虫歯菌に汚染された歯質を削るだけではなく、根管内もきれいに洗浄する必要があります。
これはもうすでに根管治療を終えた歯であっても同じです。銀歯が外れることで根管内は再び汚染されており、適切な処置が必要となります。その後、銀歯を再製作することとなります。

■重度の虫歯
重度の虫歯では、再治療が困難となることも珍しくありません。そういったケースでは、虫歯治療や根管治療は行わず、抜歯が適応されます。抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで欠損部を補います。

銀歯・詰め物や接着剤に問題がある場合の治療方法

■取れた銀歯をもとに戻す
接着剤の劣化による銀歯の脱落であれば、そのままもとに戻せることもあります。取れた銀歯と治療部位をきれいにしたあと、歯科用接着剤で装着します。

■銀歯を作り直す
銀歯が破損している場合は、そのまま使用することはできません。歯の型取りを行って、銀歯を新製します。

■レジンで詰める
取れた詰め物がレジン(白いプラスチック)であれば、治療部位に適切な処置を加えた上で、すぐに新しい材料を充填することができます。セラミックの場合は、銀歯と同じように歯の型取りから行わなければなりません。

銀歯が取れた時によくある質問

ここでは、銀歯・詰め物が取れたときの疑問点についてわかりやすくお答えします。

Q.飲み込んだ場合はどうすればいい?

A.銀歯・詰め物を誤って飲み込んだ場合は、万が一に備えてすぐ歯科を受診しましょう。多くのケースでは、2~3日もすれば便と共に排泄されますが、何らかのトラブルが生じることもあります。
銀歯の先端が尖っていると、消化管の粘膜を傷つけることがあります。誤って気管に入ってしまうこともあります。いずれにせよ、大事をとって歯医者さんに診てもらいましょう。

Q.銀歯・詰め物をなくしました

A.外れた銀歯や詰め物をなくしてしまっても、それほど大きな問題にはなりません。外れた修復物をそのままもとに戻すという選択肢はなくなりますが、治療を行うことは可能です。できるだけ早めに歯医者さんへ行きましょう。

Q.銀歯が取れた跡が黒いですが虫歯ですか?

A.銀歯が取れた跡が黒色に変化している場合は、虫歯が疑われます。ただし、溶解した金属の一部が付着していたり、接着剤が変色していたりすることもあるため、精査する必要があります。

Q.取れて時間が経ちました

A.銀歯が取れて時間が経過しても、必ず歯医者さんを受診してください。新たに虫歯が発生している可能性があります。あるいは、噛み合わせや歯並びに異常が生じているかもしれません。

まとめ

このように、銀歯や詰め物が取れる原因はさまざまであり、その対処法もケースによって異なります。とはいえ、取れた銀歯を放置することだけはおすすめできませんので、必ず歯医者さんに診てもらいましょう。自己流に対処するのではなく、専門家の力を借りるのが一番です。

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■他の歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療のコラム:https://teech.jp/column/mushiba
■歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/mushiba-interview
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▼このコラムは歯科医師によって執筆・監修されています▼
【コラム執筆歯科医師の紹介】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

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