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歯冠修復、欠損補綴(虫歯) 2020/08/03

銀歯が痛いときの原因と対処方法教えます!

銀歯を入れた後に、違和感や異物感、場合によっては「痛い」「しみる」などの症状が現れることがあります。せっかく苦労して治療したのに、どうして痛みが生じるのか不安に感じることかと思います。ここではそんな銀歯が痛いときの原因と対処法について解説します。

▶痛いのではなく、しみる場合は”「銀歯がしみるときの原因と対処方法教えます!」”のコラム記事を参照してください。

以前治療した銀歯が痛いときの原因

過去の治療で入れた銀歯は、いろいろな原因で「痛い」症状が現れることがあります。

虫歯の再発

銀歯は、虫歯になった歯を治療したあとに装着するものです。そのため、銀歯を装着した歯は、もともと虫歯のリスクが高いことを忘れてはいけません。また、銀歯は経年的に摩耗したり、歯質との接着に用いたセメントが劣化したりしやすい修復物です。それだけに、虫歯菌への再感染も起こりやすくなっています。

歯根の破折

銀歯で痛みが生じる際に、最も注意すべきなのは「歯根破折(しこんはせつ)」です。金属製のコアが入っていると、噛んだ力が歯質へと集中しやすく、歯根が折れてしまうことがあるのです。そうなると抜歯をする以外に解決策がなくなります。

歯に亀裂が入っている

銀歯の咬み合わせが悪かったり、歯ぎしりなどの悪習癖があったりすると、銀歯の下の歯質に過剰な負担がかかります。その結果、歯に亀裂が入って痛みを生じさせます。

歯髄炎を起こしている

歯の神経を残したケースでは、銀歯を装着後に「歯髄炎(しずいえん)」を起こすことがあります。歯髄炎は必ずしも虫歯だけに由来するものではありません。不適切な力が歯にかかることで、非感染性の歯髄炎を起こすことがあるからです。
特に、銀歯のような大きな修復物では、残された歯質が極めて薄くなっているので、歯髄に刺激が伝わりやすいです。痛いという症状が改善されなければ、抜髄(歯の神経を取り除く)をする必要が出てきます。

隣の歯が虫歯になっている

歯の痛みというのは、なかなか特定しづらいものです。前から6番目の奥歯が痛いと思っていても、実際に診査してみると7番目の奥歯がむし歯になっていることがあります。とりわけ神経を抜いた銀歯では、痛みの発生源がわかりにくくなっています。
そのため、痛みの原因が銀歯ではなく、隣の歯のむし歯であることも珍しくありません。

治療後すぐの銀歯が痛いときの原因

銀歯を装着する前には、歯質を大きく削るなど、さまざまな処置を歯に施します。また、金属製の修復物(素材)ならではの特徴も有するため、治療後すぐに痛みが生じることがあります。

歯の神経が過敏になっている

虫歯治療では、歯や歯茎に大きなダメージが加わります。処置前には必ず局所麻酔を施しますし、電動のドリルで歯質を削り落とすのです。銀歯を装着する際にもいろいろな薬剤を作用させるなど、歯の神経への刺激は極めて強くなっています。その結果として、一時的な神経過敏の状態となることがあります。多くの場合は、1週間程度で症状が消えていきます。銀歯の痛みが数週間から数ヶ月続く場合は、感染性の歯髄炎や歯根の破折など、その他の理由が考えられます。

 

銀歯は熱伝導率が高い

銀歯は、銀や銅、パラジウムなどの金属で構成された歯科用合金です。これらは熱伝導率が高く、食べ物や飲み物の熱を伝えやすいです。銀歯を入れた直後は、神経が刺激を受けやすい状態にもなっているので、飲食の際に痛いと感じることもあります。こうした症状は、治療後1週間もすれば減退していきます。

銀歯のメリット・デメリット

ここまで、銀歯によって痛みが生じる原因について解説してきましたが、一見すると欠点ばかりの治療法に思えることかと思います。実際は、銀歯にもメリットとデメリットの両方があります。ここではそんな銀歯のメリットとデメリットをバランスよくお伝えします。

銀歯のメリット

■保険が適用される
虫歯治療の際に、銀歯を選択する最大のメリットは「費用が安い」という点です。保険が適用されるので、1~3割負担で治療を受けることができます。ですから、費用を抑えたい、必要最低限の治療で十分、という方には銀歯が最適といえます。

▶銀歯の治療にかかる費用の目安を知りたい方は「銀歯の費用はいくら?」の記事をご覧ください。

■壊れにくい
レジン(白いプラスチック)は言うまでもなく、セラミックにも割れる、欠ける、といったトラブルがつきものです。一方、高温で鋳造される銀歯が割れるということはまずありません。もちろん、金属イオンが溶け出したり、経年的に摩耗したりすることはりますが、基本的に壊れにくく、耐久性の高い材料であるといえます。

■機能性が比較的高い
セラミックは、硬いものでも噛むことができますが、あまりにも強い力がかかると割れることがあります。また、天然歯よりも強度が高く、摩耗もしないことから、噛み合う歯を傷つけるリスクも存在しています。
その点、銀歯は適度に摩耗していくので、噛み合う天然歯が傷つくリスクは、セラミックより低いです。同時に、セラミックに近い咀嚼機能を発揮することが可能です。

銀歯のデメリット

■見た目が悪い
銀歯は、その名の通り銀色をしているので、見た目が悪いというデメリットがあります。審美面を気にして、銀歯を入れたあとに、白い歯へと交換する人が増えてきています。

■虫歯が再発しやすい
セラミックは、歯質と修復物が精密に適合する「接着」が可能です。両者の間にすき間が生じにくく、虫歯菌の侵入リスクも極めて低いです。
一方、銀歯はセメントを介して歯質と「合着」させるので、両者の間にすき間が生じやすくなっています。セメントは経年劣化を起こすことから、装着後から時間が経てば経つほど、虫歯の再発リスクも上昇します。

▶銀歯の下が虫歯になっているかどうか気になる場合は、「あなたの歯は大丈夫!? 銀歯の下は虫歯になりやすい」の記事コラムをご覧ください。

■金属アレルギーのリスクがある
銀歯は絶えず、唾液や食品による刺激に晒されています。すると、銀歯を構成している金属イオンが溶け出し、口腔粘膜に有害な作用を引き起こすことがあります。
その結果、生じるのが金属アレルギーです。銀歯が原因の金属アレルギーでも、その症状は口腔内にとどまらず、手足などの全身にも広がるため十分な注意が必要です。
メタルタトゥーが生じる 銀歯から溶け出した金属イオンは、金属アレルギーだけでなく、メタルタトゥーの原因にもなります。歯茎に黒い色素沈着をもたらす症状です。主に審美的な障害として問題となります。

銀歯が痛いときの治療方法

銀歯が痛いときは、口の中に何らかの異常が生じていますので、必ず歯科を受診しましょう。ここでは銀歯が痛いときの治療方法をご紹介します。

再発した虫歯を治す

虫歯の再発によって銀歯が痛い場合は、虫歯治療を受ける他ありません。根本的な原因となっている虫歯を治すことで、症状は改善されます。その後は改めて銀歯を製作するか、セラミックに置き換えるかは、選択の余地があります。

神経を抜く

歯髄炎(神経と血管が通る歯髄の炎症)の症状が長引く場合は、抜髄をして痛みを取り除きます。抜髄後は、根管治療も必要となります。

保存が不可能な場合は抜歯

銀歯の下の歯質や歯根そのものが破折していると、治療によって歯を保存するのが困難なケースも多々あります。そういった場合は、抜歯をしてインプラントや入れ歯、ブリッジなどを装着します。

噛み合わせを調整する

噛み合わせの異常によって銀歯に痛みが生じている場合は、調整を行います。銀歯だけでなく、上下の歯列全体のかみ合わせを整えることで、噛んだ時の力が分散され、痛みもなくなります。

口腔習癖を改善する

銀歯そのものに異常がなくても、強く噛みしめたり、歯ぎしりをしたりする癖があると、痛みを感じることがあります。そうした口腔習癖を取り除くことも、銀歯の痛みを改善する一つの方法といえます。

治療直後は様子を見る

上述したように、銀歯を入れた直後は歯の神経が過敏になっているので、しばらく痛みが生じることがあります。1週間程度で痛みが消失すれば、特別な処置は必要ありません。

レジンやセラミックに置き換える

虫歯の再発や金属アレルギーなど、銀歯によるトラブルが怖い方は、レジン(白いプラスチック)やセラミックに交換するのも1つの選択肢といえます。特にセラミックであれば、銀歯が抱えている問題点の多くを解消することができます。

まとめ

このように、銀歯が痛いと感じたら、まずは歯科を受診しましょう。銀歯に痛みが生じる原因は多岐に渡りますので、専門家による正確な診断が不可欠です。その上で、最善といえる治療を選択しましょう。

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■他の歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療のコラム一覧:https://teech.jp/column/mushiba
■歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/mushiba-interview
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▼このコラムは歯科医師によって執筆・監修されています▼
【コラム執筆歯科医師の紹介】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

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