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虫歯(歯冠修復、欠損補綴) 2020/03/09

マウスウォッシュで虫歯・歯周病予防になるの?

マウスウォッシュ 虫歯・歯周病予防

虫歯や歯周病予防に熱心な方は、毎日しっかりとした歯磨きを実践していることかと思います。それにプラスアルファして「マウスウォッシュ」を活用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。けれども、そんなマウスウォッシュは「本当に効果があるの?」と疑問を持たれることも多々あります。

▼強力な殺菌作用は期待できない

マウスウォッシュをお使いの方は、お口の中の虫歯菌や歯周病菌を殺す作用を期待していることかと思います。いわゆる「殺菌作用」と呼ばれるものですね。マウスウォッシュを口にふくんでうがいすることで、お口の中の細菌が死滅してくれたら、極めて大きな虫歯・歯周病の予防効果を有しているといえます。けれども実際は、それほど強い殺菌作用は期待できません。なぜなら、お口の中の組織というのはとてもデリケートであり、強い薬剤を使うと虫歯菌だけではなく、口腔組織そのものを傷つけてしまうからです。

▼細菌の活動を抑えることはできる

マウスウォッシュでうがいをすることで、虫歯菌や歯周病菌の活動を抑えることはできます。もちろん、マウスウォッシュに含まれる有効成分は、使用後一定時間しかその効果を発揮してくれません。それでもマウスウォッシュを使わないよりは、虫歯や歯周病を予防しやすくなるといえるのです。

▼歯磨きできない時に活用する

例えば、職場や学校などでは、歯磨きできないケースがほとんどといえます。つまり、多くの人は朝と晩にしか、しっかりとした歯磨きを行えないのが現実です。そんな歯磨きをできない環境でも、マウスウォッシュだけなら可能という場合も多々ありますよね。薬剤をお口にふくんでうがいをするだけなので、トイレなどでも気軽に行えることかと思います。そうした状況でマウスウォッシュを活用することは、虫歯や歯周病予防に大きく貢献するといえます。

▼歯磨きと組み合わせると効果が高まる

 

マウスウォッシュ 虫歯・歯周病予防

歯磨きができない時に、マウスウォッシュだけでも活用することで、お口の衛生環境は向上します。また、普段の歯磨きの際にもマウスウォッシュを併用することで、虫歯や歯周病予防の効果をさらに引き上げることができますよ。マウスウォッシュは、正しい方法で活用することで大きなメリットが得られるものなので、時間やお金に余裕のある方は積極的に活用することをおすすめします。

▼まとめ

このように、マウスウォッシュはそれ自体で大きな虫歯・歯周病予防の効果を発揮するものではありませんが、補助的に活用することで健康な口腔環境を整えることが可能といえます。

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■他の歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療のコラム一覧:https://teech.jp/column/mushiba
■歯冠修復、欠損補綴(虫歯)治療の歯科医師インタビュー:https://teech.jp/interview/mushiba-interview
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【コラム監修歯科医師】
岡本歯科医院 院長 岡本徹先生
▼医院について
Teech掲載ページ:https://teech.jp/hospital/658
医院ホームページ:https://www.okamoto-d.net
 〒146-0091 東京都大田区鵜の木2-15-19
▼経歴
1986年 東京医科歯科大学 歯学部 卒業
2011年 公益社団法人東京都大田区大森歯科医師会 初代会長
2015年 岡本歯科医院 院長就任
▼役職
東京都歯科医師連盟 専務理事
公益社団法人東京都大田区大森歯科医師会 監事
全日本歯科医師剣道連盟 理事長
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【コラム執筆歯科医師】
運営サイト:「みんなの歯学」https://minna-shigaku.com
長崎大学歯学部歯学科卒業

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