子どもの八重歯は小児矯正で治療できる?開始時期・装置・費用を解説

子どもの八重歯は小児矯正で治療できる?開始時期・装置・費用を解説

お子様が永久歯への生え変わりが進む時期に、犬歯が歯並びから外側へ飛び出してきて気になっている保護者の方は少なくありません。すぐに歯科医院へ相談したほうがよいのか、もう少し様子を見てよいのか、判断に迷う場面です。

八重歯は、小児矯正で予防や改善を目指せる歯並びのひとつです。ただし、あごの成長や生え変わりの進み方はお子様ごとに異なるため、一期治療だけで整う場合もあれば、永久歯が生えそろったあとに二期治療へ進む場合もあります。

この記事では、八重歯が起こる仕組みと原因、そのままにした場合に考えられること、治療を始める時期の目安、使われる装置、期間と費用の考え方までをまとめました。

お子様の八重歯(やえば)は小児矯正で治療できる?知っておきたい基本知識

まず、八重歯がどのような歯並びを指すのか、小児矯正がそこにどう関わるのかを整理します。

そもそも八重歯とは?犬歯が歯並びから飛び出す理由

八重歯とは、歯のデコボコである叢生(そうせい)のうち、前から3番目の犬歯が歯並びから飛び出した状態を指します。日本歯科医師会によると、犬歯には噛むときのガイドとして働く役割があり、八重歯ではその役割が果たせません。

犬歯が外側へ出やすい背景には、生えてくる順番が関わっています。日本小児歯科学会が全国の小児3万人以上を対象に行った調査では、上顎の永久歯が第一大臼歯、中切歯、側切歯、第一小臼歯、犬歯の順に生えていました。上顎の犬歯の平均萌出年齢は、男子で11歳0か月、女子で10歳3か月です。

前歯と第一小臼歯が先に位置を占めたあとに犬歯が生えてくるため、残ったすきまが犬歯の幅より狭いと、歯列に収まりきらず外側へ押し出されやすくなります。ただし生え変わりの順序や時期には個人差があり、この順に進むとは限りません。

小児矯正で八重歯の予防・改善を目指せる理由

成人の矯正治療では、生えそろった永久歯を動かして歯並びを整えます。これに対して小児矯正では、あごの成長が続く時期を利用し、歯が並ぶスペースそのものへ働きかけられる点が異なります。

日本小児歯科学会が挙げているのは、成長発育をしているお子様の治療における次の点です。

・上下のあごの骨のバランスを整えやすい
・指しゃぶりや口呼吸などの癖を改善できる
・歯が生えるスペースを確保して歯を抜かないですむ場合もある

犬歯が生えてくる前にスペースの不足へ対応できると、犬歯が歯列に収まる余地を確保しやすくなります。

ただし、小児矯正を受ければ八重歯にならないと決まるわけではありません。骨格のバランスや歯の大きさによっては、永久歯が生えそろったあとに二期治療へ進んだり、抜歯を含む治療計画が必要になったりするケースもあります。どこまで対応できるかは、検査と診断を通じて判断されます。

なぜお子様の歯が八重歯になるのか?主な2つの原因

八重歯の背景として整理されるのは、犬歯が並ぶスペースが足りないことと、生え変わりの過程でスペースが失われることの2つです。どちらか一方だけでなく、複数の要因が重なる場合もあります。

あごの大きさと歯の大きさのつり合いによるスペース不足

歯が並ぶスペースは、あごの大きさと歯の大きさのつり合いで決まります。あごに対して歯が大きい場合や、並べる歯の本数があごの幅に収まりきらない場合、後から生えてくる犬歯の居場所が足りません。

日本小児歯科学会によると、歯並びやかみ合わせは口唇、頬、舌など口の周りの筋肉の影響を受けます。口呼吸や頬杖、うつ伏せ寝が歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすことも、近年の研究でわかってきました。あごの大きさだけで八重歯になるかどうかが決まるわけではなく、歯の大きさ、生え変わりの進み方、口の周りの筋肉の状態といった複数の要素が重なって現れます。

乳歯の早期喪失や生え変わりのタイミングのずれ

乳歯には、あとから生えてくる永久歯の場所を確保する役割があります。むし歯やけがで乳歯を早く失うと、そのすきまへ隣の歯が動き、永久歯が生えるスペースが狭くなります。日本小児歯科学会は、乳歯を早期に失った場合に第一大臼歯が前方へ移動するのを抑え、側方の歯が生えるスペースを保つ装置として、保隙装置についての統一見解を示しました。

逆に、永久歯が生えてきているのに乳歯が抜けずに残ることもあります。日本小児歯科学会によると、この場合は早めに抜歯することで歯並びへの影響を抑えられることもあるため、かかりつけ歯科医院での確認が必要です。乳歯の抜け方が左右で大きく違うときも、生え変わりの進み方を確かめる目安になります。

お子様の八重歯をそのままにするとどうなる?考えられるリスクとデメリット

八重歯で気になるのは見た目だけではありません。お口の清掃、かみ合わせ、口を閉じる働きのそれぞれに関わることが指摘されています。

むし歯や歯肉炎のリスクが高まる

歯が重なっている部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが増えます。厚生労働省 e-ヘルスネットによると、プラーク(歯垢)はむし歯と歯周病の原因であり、予防の基本は毎日の口腔ケアでプラークを取り除くことです。

日本歯科医師会も、八重歯は歯磨きがしにくいことからむし歯や歯周病が懸念されると説明しています。仕上げ磨きのときは、犬歯の外側と隣の歯との境目に毛先が当たっているかを確認しましょう。歯ぐきが赤く腫れる、歯磨きのときに出血するといった変化があるときは、歯ブラシの当て方や補助的な清掃用具について歯科医院で相談する目安になります。

かみ合わせへの負担や、唇・粘膜への影響

犬歯は、あごを左右に動かしたときに他の歯を守るガイドとして働きます。日本歯科医師会が指摘しているのは、八重歯の状態ではこの役割が果たせないという点です。

ガイドが働かないぶん、奥歯など他の歯にかかる力が偏る場合があります。また、外側に飛び出した歯は、転んだときなどにけがをしやすいことも挙げられています。歯が当たる位置によっては、唇や頬の内側の粘膜が傷つくこともあるでしょう。

同じ場所を繰り返し噛む、口内炎ができやすいといった状態が続くときは、歯並びとの関わりも含めて歯科医院へ相談しましょう。

口が閉じにくい状態や口呼吸との関わり

歯並びと、口を閉じる力の関係は一方通行ではありません。鹿児島大学が説明しているのは、口唇を閉じる力が弱くなると、歯を取り囲んでいる口唇・頬と舌の力のバランスが崩れ、歯並びやかみ合わせが崩れることがあるという点です。

口が開いたままの状態が続くと、口の中が乾燥し、むし歯や歯周疾患にかかりやすくなることも報告されています。ただし、口が閉じにくい背景に、アレルギー性鼻炎などによる鼻づまりが関係している場合もあります。歯並びだけを原因と決めずに、鼻の症状の有無もあわせて歯科医院へ伝えましょう。

口呼吸と歯並びの関わりについては、下記の記事をご参照ください。

子どもの口呼吸は歯並びに影響する?家庭で気づくサインと受診の目安

【時期別】八重歯の小児矯正は何歳から始める?

日本小児歯科学会によると、乳歯列を含めて混合歯列期に行う治療を一期治療、永久歯列になってからの治療を二期治療と表現する歯科医院があります。ここでは、それぞれの位置づけと、受診のタイミングを見極める手がかりを整理します。

一期治療(6〜10歳頃)|あごの成長を活用できる時期

混合歯列期とは、乳歯と永久歯が混在している時期です。日本臨床矯正歯科医会は、矯正歯科治療を実際に始めた年齢でもっとも多いのは7〜8歳だとしています。理由として挙げられているのは、ちょうど上下の前歯が生えかわって将来の歯並びがある程度予測できることと、お子様自身に治療に対する自覚が生まれることの2点です。

この時期は、上顎の犬歯が生えてくる前にあたります。日本小児歯科学会は、歯が生えるスペースを確保して歯を抜かないですむ場合もあると説明しており、早い段階で働きかける意味はここにあります。ただし、あごの成長には個人差があり、この時期に対応すれば抜歯を避けられると決まるわけではありません。

二期治療(12歳以降)|永久歯が生えそろってからの仕上げ

永久歯が生えそろったあとに行う二期治療では、歯を直接動かして歯並びとかみ合わせを整えます。一期治療でスペースを確保できていた場合でも、犬歯の位置や角度を最終的に調整する目的で二期治療へ進むことがあります。一期治療を行えば二期治療が不要になるとは限りません。

日本矯正歯科学会が示している目安は、通常の不正咬合で装置を入れておく期間が2〜3年程度、簡単な治療で改善する場合は半年程度です。骨格のバランスによっては、この段階で抜歯を含む治療計画が検討されます。

一期治療の目的は、二期治療の負担を軽くしたり、あごの成長に関わる問題へ早めに対応したりすることにあります。最初の相談の段階で、二期治療へ進む可能性と、その場合の費用の扱いを確認しておきましょう。

うちの子はまだ早い?受診のタイミングを見極めるポイント

日本臨床矯正歯科医会は、気になり始めたときに気軽に矯正歯科へ相談してよいとしています。理想的なのは、あごが成長段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察することだとも述べられており、装置をつけるかどうかとは別に、経過を見てもらう相談ができます。

家庭で気づきやすいのは、次のような変化です。

・前歯が重なった状態で生えてきた
・永久歯が生えているのに、その手前の乳歯が抜けない
・乳歯の抜け方が左右で大きく違う
・犬歯が生える場所に、はっきりとしたすきまがない

一方で、生え始めの前歯がハの字に開いた状態について、日本小児歯科学会はみにくいアヒルの子の時代と呼ばれる一時的なものだと説明しています。となりの歯が生え、さらに犬歯が生える頃になると自然に閉じるとされており、この段階だけでは判断できません。気になる変化があるときは、経過観察も含めて歯科医院へ相談しましょう。

八重歯の小児矯正で用いられる主な治療方法

装置は、スペースに働きかけるもの、口の周りの筋肉の使い方に働きかけるもの、歯そのものを動かすものに分かれます。それぞれの役割を順に整理します。

歯列の幅に働きかける装置(床矯正など)

一期治療でよく使用されるのが、歯列の幅を広げてスペースを確保する目的の装置です。取り外し式の拡大床(床矯正)のほか、歯科医院で固定して使用するタイプもあります。

装置の名前から、あごの骨そのものを広げると受け取られやすい点には注意が必要です。日本臨床矯正歯科医会は、拡大床による歯の移動様式はあごを拡大するわけではなく歯を傾斜させるため、適応症例は限定的だとしています。過剰な拡大や長期間の使用によって別の不正咬合が生じている例や、後戻りが起きる例にも、同会は注意を呼びかけました。

同会は、拡大後にマルチブラケット装置での咬合調整とその後の保定が必要だとも述べています。装置の名前ではなく、検査と診断にもとづいて選ばれているかを確かめる姿勢が重要です。

口腔筋機能療法(MFT)やマウスピース型の装置

日本口腔筋機能療法学会によると、MFTは後天的な筋肉の不調和を、舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングをとおして整えていく療法です。同会は、常に舌で前歯を押し出す癖や、慢性的な鼻炎などによる口呼吸が歯並びやかみ合わせに影響することを挙げています。

トレーニングとあわせて、既製のマウスピース型の装置を使用する場合もあります。プレオルソは、歯列矯正用咬合誘導装置として認証を受けた医療機器です。一方、マイオブレースなどの既製マウスピース型装置の中には、日本の薬機法における医療機器としての承認・認証を得ていない「未承認医療機器」に該当するものがあります。未承認の装置を使用する場合、万が一重篤な健康被害が生じた際でも、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる場合があるため注意が必要です。

どの装置を使用するか、トレーニングを併用するかは、医院の方針とお子様の状態によって異なります。装置ごとの特徴については、下記の記事をご参照ください。

プレオルソとは?何歳から使える?費用・特徴と小児矯正の検討基準

永久歯を並べる装置(ワイヤー矯正・マウスピース型矯正装置)

主に二期治療で使用されるのが、歯を直接動かして並べる装置です。歯の表面にブラケットとワイヤーを装着するマルチブラケット装置のほか、マウスピース型矯正装置を用いる方法もあります。

注意したいのは、歯科医院で作製するカスタムメイドのマウスピース型矯正装置のなかに、日本の薬機法における医療機器としての承認を得ていない「未承認医療機器」に該当するものがある点です。その場合は、万が一重篤な健康被害が生じたときでも、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる場合があります。どの装置を用いるかは、歯の動かし方や生活の状況を踏まえ、歯科医師の説明を受けたうえで判断しましょう。

お子様の八重歯矯正にかかる期間と費用相場

期間と費用は、歯並びの状態や選ぶ装置によって幅があります。目安と、契約の前に確かめておきたい点を整理します。

治療期間の目安と保定期間

日本矯正歯科学会が示す目安は、通常の不正咬合で装置を入れておく期間が2〜3年程度、簡単な治療で改善する場合は半年程度です。一期治療と二期治療の両方を行う場合は、その間に成長を観察する期間が入るため、最初の相談から終了までは年単位になります。

装置を外したあとには保定期間が続きます。日本小児歯科学会は、装置を外したあとそのままにしておくと後戻りすることがあるため、良くなった状態を保持するための保定装置を装着すると説明しました。日本矯正歯科学会も、移動完了直後の歯はかなり動揺しており、通常1年以上はできるだけ毎日保定装置を使用する必要があるとしています。

費用の相場と支払いに関する知識(自由診療・医療費控除)

日本小児歯科学会は、治療を行う時期ごとの費用の目安を次のように示しています。

<お子様の矯正歯科治療にかかる費用の目安>

治療を行う時期 費用の目安
乳歯列期(乳歯だけの時期) 3万円〜20万円
混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期) 15万円〜60万円
永久歯列期(永久歯が生えそろったあと) 50万円〜130万円

これはあくまで目安であり、実際の金額は歯並びの状態、治療計画、装置の種類、医院の方針によって異なります。次の項目のうち、どこまでが総額に含まれるかも医院ごとに違います。

・検査・診断料
・装置代
・通院ごとの調整料
・装置の作り直しにかかる費用
・二期治療に進んだ場合の費用

八重歯の小児矯正は、原則として公的医療保険が適用されない自由診療(保険適用外)です。日本矯正歯科学会によると、保険が使えるのは次の場合に限られ、いずれも施設基準を満たして届け出た保険医療機関での治療が条件になります。

・厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常
・前歯および小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常
・顎変形症の手術前後の矯正歯科治療

また、リスク・副作用として、装置装着初期の痛みや違和感、清掃不良によるむし歯・歯周疾患のリスク、計画通りに歯が動かない可能性、治療後の後戻りなどが挙げられます。事前に費用や治療期間、通院回数、これらのリスク・副作用について十分な説明を受け、納得したうえで検討しましょう。

支払いについては、医療費控除の対象になる場合があります。国税庁によると、発育段階にあるお子様の成長を妨げないために行う不正咬合の歯列矯正のように、年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になります。一方で、容ぼうを美化するための費用は対象になりません。対象になるかどうかの判断や手続きは、歯科医院で治療の目的を確認したうえで、税務署または税理士へ相談しましょう。

矯正歯科治療の費用の内訳については、下記の記事をご参照ください。

矯正歯科治療が高額な理由と費用の内訳を解説

八重歯の小児矯正で歯科医院を選ぶときに確認したいポイント

小児矯正は年単位で続きます。装置の種類だけでなく、診断の進め方や通い方まで含めて比べておくと、相談先を絞りやすくなります。

成長・発育を踏まえた診査・診断を行っているか

八重歯は、犬歯が生えてくるスペースの問題として現れます。いま見えている歯の位置だけでなく、これから生える永久歯の位置や、あごの成長の見通しまで含めた診査・診断が前提です。

日本臨床矯正歯科医会は早期治療について、症状や心理的側面、生活背景なども見極めて個別に判断する必要があるという見解を示しています。同会が前提として挙げているのは、十分な検査と診断、そして適切な説明と保護者の同意にもとづく治療です。相談の場では、検査の結果をもとにした治療計画を、保護者が理解できる言葉で説明してもらえるかを確かめましょう。

お子様が無理なく通える環境・通院ペースか

一期治療から保定期間までを含めると、通院は長期にわたります。通いやすさは、治療を続けられるかどうかに直結する条件です。

確認しておきたいのは、次のような点です。

・通院の間隔と、1回あたりの所要時間
・学校や習い事と両立できる診療時間か
・装置が外れたときなど、急なときに相談できるか
・お子様への説明や声かけの様子

装置を使用するのはお子様自身です。取り外し式の装置では装着時間の確保が治療の進み方に関わるため、本人が続けられそうかどうかを、保護者の方や歯科医師と一緒に確認しておくことが大切です。

装置や開始時期の選択肢を複数示してくれるか

同じように見える八重歯でも、背景にあるスペースの不足の程度や、あごの成長の段階はお子様ごとに異なります。ひとつの装置や開始時期だけを前提に話が進む場合は、なぜその方法なのかを聞いておきましょう。

日本臨床矯正歯科医会がすべての症例に単一の装置を使用することは不適切だと指摘しているとおり、装置は診断にもとづいて選ばれる手段のひとつです。いま始める場合と、もう少し経過を見てから始める場合で何が変わるのかを聞いておくと、比べる材料がそろいます。治療にともなうリスクや、想定どおりに進まなかったときの対応まで説明を受けられるかも、あわせて確認したい点です。

まとめ

八重歯は、叢生のうち犬歯が歯並びから飛び出した状態を指します。上顎の犬歯は前歯や第一小臼歯より後に生えてくるため、残ったスペースが足りないと外側へ押し出されやすくなります。あごと歯の大きさのつり合い、乳歯の早期喪失や生え変わりのずれなど、複数の要因が重なって現れる歯並びです。

そのままにした場合には、磨き残しによるむし歯や歯肉炎、かみ合わせのガイド役が働かないことによる他の歯への負担、口が閉じにくい状態との関わりが指摘されています。小児矯正では、あごの成長が続く時期に歯が並ぶスペースへ働きかけられますが、一期治療だけで整うとは限らず、永久歯が生えそろったあとに二期治療へ進む場合もあります。矯正歯科治療を実際に始めた年齢でもっとも多いのは7〜8歳です。装置をつけるかどうかとは別に、経過を見てもらう相談から始められます。

費用は歯並びの状態や治療計画、装置の種類、医院の方針によって幅があり、原則として公的医療保険が適用されない自由診療です。装置には歯列の幅に働きかけるもの、口の周りの筋肉に働きかけるもの、歯を直接動かすものがあり、どれが適するかは検査と診断によって判断されます。気になる変化があるときは、いま治療を始めるかどうかも含めて、歯科医院へ相談しましょう。

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