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虫歯(歯冠修復、欠損補綴) 2020/12/05

【虫歯(歯冠修復、欠損補綴) 上石神井くろだデンタルクリニック(東京都練馬区上石神井)院長 黒田昌崇先生】

上石神井くろだデンタルクリニック院長 黒田昌崇先生

今回は歯科治療では一般的な治療で、歯を削り、銀歯などの詰め物をする「歯冠修復、欠損補綴(虫歯)」の治療について、歯冠修復、欠損補綴を得意として治療されている「上石神井くろだデンタルクリニック」院長の黒田昌崇先生にお話を伺いました。

Q1.先生はなぜ歯科医師になられたのでしょうか?

父が歯科医師なので、小さいころから歯科医師になることは意識をしていました。
ただ一般的には親の開業している歯科医院を継ぐことが多いと思いますが、私は継がず自分で開業しました。
親のサポートを得ず、覚悟をもって歯科治療をやりたかったからです。

Q2.歯科治療において、先生が大切にしていることは何でしょうか?

「天然の歯を最後まで使い切れるようにサポートをする」ことを大切にしています。
それに対して患者さんから「ありがとう」と言って下さることが、心の底から嬉しく思います。

天然の歯を残すことは、歯科医師としては技量を問われ大変ですが、患者さんから見れば、圧倒的にメリットが多いですし、治療費用も安くすみます。

ただ、患者さんの歯に対する意識を変えるのは本当に、本当に大変です。
治療で、こんなに大変な思いをして1本の天然の歯を残す治療をしたにもかかわらず、次の日、甘い食べ物をバグバグ食べる患者さんもいらっしゃいます(苦笑)
そういう患者さんがいらっしゃると、自分の考え方をちゃんと伝えきれていないと感じ、反省することもあります。なかなか患者さんの歯に対する「意識を変える」というのは難しく、日々悩むところです。

患者さんに意識を変えてもらうため、歯科医師だけでなく、歯科衛生士、スタッフ全員の総合力で患者さんに向き合っています。

これは私の師匠から学んだ「患者さんを真ん中に置く」という考え方からきています。歯科医師「が」患者さんを診るではなく、歯科医師「も」患者さんを診る、歯科衛生士「も」患者さんを診る、スタッフ「も」患者さんを診る、全員で患者さんを診ることで少しずつでも患者さんの歯に対する意識を変えられるよう頑張っております。

Q3.歯を削って、詰め物で補う治療は歯科治療の中でもっともポピュラーな治療ですが、歯科医院や先生によって治療技術の違いはありますでしょうか。

プロからみて、一番わかりやすいのは歯を削った後に銀歯などをはめるために必要な「型どり(印象)」をみると技術の差が出ますね。
型どりでは、ちゃんとわかって歯を削っているか?どこ気にしているか?などがわかります。

あとは、治療前と治療後にしっかりしたレントゲンを撮ってるか?でわかります。
レントゲンは同じ角度でちゃんと撮影できていないと意味がないです。
そこは当院でもスタッフにうるさく言います。「診断するのに耐えうるレントゲン」でないと取り直しさせるぐらいです。
それをもとに患者さんにしっかり説明してくれるかどうかで、技術力、診断力の差はでますね。

Q4.治療技術の差は、一般の患者さんでも理解できることはありますか。

当院でも撮影しますが、口腔内写真を撮ってくれる歯科医院は、技術力があると判断してもいいかもしれません。

口腔内写真は治療前と治療後に撮影します。治療後の写真で治療した箇所が治っていなかったら写真を撮れないですよね?
ですから、治療に自信がないと口腔内写真は撮れないのです。

口腔内写真を嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、技術力の判断ができると思って頂けると良いかもしれませんね。
また、お口の中を患者さん自身が見ることは少ないと思いますが、口腔内写真があれば自分のお口がどのような状態かわかりますし、治療前後の変化もわかりやすくなり、患者さんにとってメリットは多いのです。

Q5. 先生は「極力削らない・抜かない治療」をこころがけおりますが、その背景にある治療の考え方を教えてください。

黒田昌崇先生の診療風景

歯を抜く抜歯をされて喜ぶ患者さんはいないと思います。
実は私は抜歯を専門とする口腔外科出身なのですが、得意分野を活かさない治療方針にしております(笑)事実、私は1年間で10本も抜かないです。

「極力削らない・抜かない治療」を治療方針にしている背景は、歯科治療はレントゲンを撮ることで将来にわたり治療の結果が残る治療です。
他のプロの歯科医師がそのレントゲンを見たら、削らず、抜かない治療をしたかどうかは一発でわかります。

そのプロの歯科医師からみて、この治療は考えられているな、これは上手く治しているな、よくここまで天然の歯を残しているな、と言われる治療がしたいのです。

私が診断して、私が治療するならそれなりの責任があり、しっかり結果を残さないと、気持ちが良くないですよね。
例えば、本来は天然の歯を削りたくはないのですが、虫歯でどうしても歯を削る必要があるときは、削った歯に白いプラスチック(レジン)や銀歯やセラミックなどで補うのですが、その形状を、歯ブラシのしやすくなるように修復しています。この治療が、他の歯科医師からみても恥ずかしくない治療の一例です。
また、私が治療したら最低でも10年は持つ修復治療をしたいと思い治療を行っております。

Q6.治療現場の第一線で臨床をされている歯科医師40名が集まり、天然の歯を残し救うための治療について厳しい議論をされている勉強会(救歯会)に所属していると伺いましたが、その会に所属している意義はなんでしょうか。

自分を厳しい場面に置くことで、自分で自分を律したいと思っているからです。

歯科医院は歯科医師1人にスタッフ数名で運営されていることが多く、歯科医師が独りよがりになる可能性があります。
勉強会に入ることで、同じプロの歯科医師から、診断や治療の良し悪しを指摘され、自分を律することができます。

実際、私が若手の時、月に1回行われる救歯会での症例発表で、自分が良いと思った治療を見た先輩医師から「なんでそんな治療をしたのか」「なんで抜歯したの」「なぜその歯を削ったのか」「なぜインプラントにしたのか?入れ歯じゃダメだったの」といういろいろ指摘を受けました(苦笑)

特に勉強会の名の通り「天然の歯を救う」=「極力削らない・抜かない」治療に関しては厳しい指摘が入り、かなり深い説明を求められます。

歯科医師の誰から見ても「良い治療だね。良くここまで天然の歯を残したね」と言われる症例を発表ができると嬉しいですよね。

Q7.虫歯治療で良い歯医者さんの見つけ方はありますでしょうか。

黒田昌崇先生と歯科医衛生士と歯科助士の集合写真

歯ブラシの指導(ブラッシング指導)をしっかり行ってくれる歯科医院は良い歯医者さんだと思います。

なぜかと言いますと、歯ブラシをしっかりやると虫歯リスクが減りますよね。歯ブラシは歯科医院のためではなく患者さんのためで、患者さんが得をすることが多いのです。

患者さんが特になることを一生懸命教えてくれる歯科医院は良い歯科医院と思いませんか?
なので、ブラッシング指導を患者さんのために一生懸命にやってくれる歯医者さんは良い歯医者さんです。

Q8.虫歯に定期的になる人とならない人がいますが、その差はなんでしょうか。

正しい歯ブラシがしっかりできていることと、食習慣が良いということがあります。
おやつや甘いものを食べた後は歯磨きする、という習慣ができれば虫歯リスクが減ります。

そこで一番重要なのは患者さんの歯に対する「意識」です。
患者さんがどれだけ自分の歯を守りたいか?という意識が重要です。

私の師匠が「歯医者が二流・三流でも良い。患者さんが一流なら虫歯・歯周病にならない」と言っていました。

正しい歯ブラシと食習慣を意識して頂くと良いと思います。そして意識しなくてもいい状態、ルーティンワークになって頂けると良いと思います。

Q9.虫歯にならないために自宅でのセルフケアは何をやればいいでしょうか。

歯ブラシとフロスです。

歯ブラシ1本で正しく磨けていれば虫歯にはなりにくいです。そのためには、自分で磨けていると思っていたところが磨けていない箇所を知る必要があります。
そのために、ぜひお近くの歯医者さんでブラッシング指導を受けてみてください。

また、歯と歯の間は歯ブラシが届かないのでフロスをすることをお勧めします。

Q10.虫歯が無ければ歯科医院に行かなくてもいいのでしょうか。

上石神井くろだデンタルクリニックの外観

歯科医院が診ているのは虫歯だけでないのです。
30代以降は歯周病になるリスクが出てきます。

3カ月おきに歯医者さんに来ている患者さんとそうでない患者さんが10年後にどれくらい歯を失ったか?という統計データを見ると、前者の方が後者より歯を失う数が少ないというデータがあります。

虫歯が無くても定期的に歯医者さんに行ってください。

Q11.虫歯治療は今後どのようになっていくと思われますか。

歯を削って銀歯などで埋める時代は終わり、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク/細菌のかたまり)を減らすプラークコントロールをしっかりする流れになると思います。

ただ、もっと突き詰めると、どんなにプラークコントロールをやったとしても、虫歯になる原因を何とかしないといけません。

例えば、毎日、甘い飲み物や食べ物を定期的に飲食している患者さんがいたとして、1日3回歯磨きしプラークコントロールをしておけばいいか?というそうではないですよね。患者さんにも上記のことを伺ってみて、どう思いますか?と尋ねると、「う~ん、良くないですよね」と言います。患者さんは良くないことはわかっていらっしゃいます。
ただ、わかっているけど、甘いものを飲食することを止められない。

歯科医院に求められるのは、その「思考を変える」サポートをする必要があると思っています。
そのためには、歯科医院が本質的に患者さんに寄り添う必要があります。
まだ何も知らないお子様の場合ですと、親御さんに理解してもらう必要があります。そのため、当院では親御さんにも来院してもらうようにしております。お子様の食生活などの習慣は「家族」に紐づくことが多いですから。
虫歯予防は簡単なことでなく、親御さんも含めた家族全員で頑張っていく必要があります。

当院にご家族で通って頂けている患者さんは、プラークコントロールを意識され、虫歯リスクが低い食生活をされている傾向があり、家族で意識されているご家庭の方が虫歯になるリスクが低いです。

それらを踏まえると、今後は本質的に患者さんのためになる、つまり患者さんの「思考を変える」ということが歯科医院に求められる時代になってくると思います。

一生懸命患者さんにお伝えしてもなかなか難しいのですが、歯科医院は根気強くお伝えしてかなければなりません。

虫歯治療の今後は、虫歯治療が必要なくなる方向になるでしょうね。

Q13. 最後に患者さんに向けてメッセージをお願いします。

一生懸命「正しい歯ブラシ」の習慣をつけてください!

皆さん毎日歯ブラシをされていると思いますし、朝と夜はだいたいやられていると思います。
ただ「できているか、できていないか」で判断してください。やっているか、やっていないか、で判断しないでください。やっていない患者さんはいないと思いますが、できていない患者さんはいらっしゃいます。
お部屋の掃除もそうです。やっているかやっていないか、ではなく、できているかできていなか、だと思います。

虫歯は1日でなるわけではないのです。日々の積み重ねでなります。
ぜひ正しい歯ブラシを1日毎食後3回行い、虫歯にならないことを願っております。

 

【上石神井くろだデンタルクリニック 黒田昌崇先生について】
■上石神井くろだデンタルクリニック
〒177-0044 東京都練馬区上石神井2丁目26−7 T.Kビル 2F
上石神井くろだデンタルクリニック Teech掲載ページ 【https://teech.jp/hospital/7856
上石神井くろだデンタルクリニック 医院ホームページ 【https://www.kuroda-dental-cl.com/
■経歴
岩手医科大学歯学部 卒業
東京慈恵会医科大学歯科学教室 口腔外科 麻酔科
日本ビル歯科 勤務
押見歯科診療室 勤務
黒田歯科医院 勤務
上石神井くろだデンタルクリニック 開設
■所属勉強会
臨床歯科を語る会(スタディグループ)所属 【http://www.katarukai.com/
救歯会(スタディグループ)所属 【http://www.katarukai.com/sgk_1708.html

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