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インプラント治療 2022/01/08

【インプラント治療 T'sデンタルオフィス駒沢(東京都世田谷区駒沢)院長 高田馬場駅前デンタルクリニック(東京都新宿区高田馬場)インプラントアドバイザー 濱田泰治先生】

Tsデンタルオフィス駒沢 濱田泰治院長

今回は歯周病や虫歯、外傷などが原因で失ってしまった歯の機能を回復させる治療法の一つであるインプラント治療について、インプラント治療を得意としているT'sデンタルオフィス駒沢の院長で、高田馬場駅前デンタルクリニックのインプラントアドバイザーの濱田泰治先生にお話を伺いました。

Q1.先生はなぜ歯科医師になられたのでしょうか?

父が創薬の研究者、母も薬学系の研究者で、もともと医療に近い家庭でした。

両親は、自分たちのように患者さんからちょっと遠い存在よりも、もっと患者さんに近い臨床現場で生きていってほしいと思ったんでしょうね、「患者さんのそばで治療ができる仕事をしたらどうか?」と子どもの頃から勧められていました。

それと、私自身、子供の頃から手先が器用だったので、外科系の仕事につきたいと思っていましたし、兄が先に歯学部の大学に通っていたこともあり、歯科に興味を持ち、歯科医師を目指しました。

Q2.歯科治療の専門はいろいろありますが、先生はなぜインプラント治療を中心に専門性を高められていかれたのでしょうか?

研修医になり、全体的にいろいろな治療を行うのですが、義歯(入れ歯)の治療に触れた際に感じたのが、義歯も技術力が高い歯科医師が作ると正常に機能するのですが、それがなかなか難しい・・・。
そして、入れ歯が合っていない患者さんを見ているのが、私自身、非常につらかったんです。

そのような状況の中、入れ歯とは違う方法で歯を補うインプラント治療に興味を持ち始めました。ただ、私が学生だった時代はインプラント治療の教育がほとんど無い状況でした。
自分が自信をもってインプラント治療をするには、専門的な教育を受けなければいけないと思い、東京医科歯科大学医歯学総合大学院に進み、インプラント治療を専門に学びました。

Q3.歯科治療において、先生が大切にしていることは何でしょうか?

私が師事する東京医科歯科大学インプラント外来教授の春日井昇平先生がいつも言われている孔子の言葉で「己の欲せざるところは人に施すことなかれ」ということを大切にしております。

ただ私は幸いにして歯に大きな問題がないので、患者さんの本当の悩みや気持ちは100%理解しているわけではありません。
それでも、できるだけ患者さんに寄り添い、患者さんがいまどういう悩みをもっているかを深く想像するようにしておりますし、それが患者さんから歯科医師に一番求められていることだと思います。
もちろん歯科医師は専門的な知識に基づき診断・治療をしているので、歯科医師でしかわからないことはあるとは思いますが、「歯科医師が独りよがりにならず、患者さんがいま持たれている悩み、視点といかに摺り合わせられるか」ということも大切にしています。

Q4.歯を失った際に、検討の候補に挙がってくるのが、インプラント治療、ブリッジ、入れ歯になると思うのですが、その中でどの治療がおすすめでしょうか。

Tsデンタルオフィス駒沢 濱田泰治院長 治療中の画像

歯を失った時に、どのようにして補うか?という補綴(ほてつ)学という学問があります。
補綴学、特にインプラント治療の論文を書くときに、最初の一行目は「歯を失った場合、一番良い治療はインプラント治療である」と書き始めるのが歯科界では当たり前です。

ただ、日本でのインプラント治療は、自費治療(自由診療)になり保険治療より費用がかかったり、骨に直接チタンのスクリューを入れる手術になるため、もともと土台となる骨がないとできない治療になります。また、入れ歯やブリッジのように型を取りすぐにはめることができず、ある程度の時間が必要になります。

私が師事する春日井昇平先生が学会等で「お金と骨と時間があるのであれば、インプラント治療を選択しない理由がない」とよく言われますが、私も同感です。

ただ、全身にご病気をお持ちの患者さんや、費用面、骨の状態が良くない、手術を伴うことに大きなストレスを感じてしまう患者さんにおいては、必ずしもインプラント治療がベストではないと思います。

Q5.歯科医院や歯科医師によってインプラント治療の技術の差はありますでしょうか。また、良い先生を見分ける方法はありますでしょうか?

いかなる治療においても、治療技術に差がない治療はないと思います。

「良いインプラント治療をしてくれる先生を見つけるのは、良い結婚相手を見つけるより難しいかもしれない」と言われることがありますので、患者さんが良い歯医者さんを見つけるのは本当にご苦労されると思います。

「正しい知識を持ち、正しく診断し、正しく治療ができる」というは歯科医師として最低限必要なことですが、良い先生というのは、これに歯科医師との「相性」が合えば良い先生になると思います。

1つのインプラント治療でも治療方法はいくつかあります。
患者さんが実際に歯科医師と話してみて、患者さんご自身が納得するような方法を提示してくれたり、患者さんの思いにしっかり耳を傾けてくれ、この先生なら任せてみたいと思えるような歯科医師が良い歯科医師ですよね。

あとは、治療後、インプラントのメンテナンスもしっかり行ってくれることも重要ですよね。

一方で、良い面だけを説明し、悪い面やリスクを説明しない、また、聞きにくいことを聞かれたときに誤魔化すような歯科医師は避けた方がよいと思います。

Q6.どのように調べれば、一般の患者さんでも技術の差がわかりますか。

1つの目安としては、日本口腔インプラント学会の専門医、指導医、もしくは学会に定められている研修施設で経験を積まれた歯科医師は、少なくともインプラント治療に対する専門的なトレーニングを受けていることは間違いないです。

ただ、上記した以外の歯科医師でも、自己研鑽をされインプラントの治療技術が高い歯科医師はいらっしゃいますので、一概には言えません。
つまり、どれだけ自己研鑽を行っているかが重要かと思います。

Q7.インプラント治療は外科治療になり、治療が恐いと感じている患者さんもいらっしゃいますが、治療は恐いものなのでしょうか。

インプラント治療は、骨を削る治療です。
お口の中の骨は麻酔が効きやすいので、局所麻酔を十分に行えば、基本的にはほぼ無痛で治療を終えられます。

ただ、お口の中を触るということにそもそも恐怖心をお持ちの方、骨を削るときの振動が恐い方、痛い痛くないとは関係なく手術を想像することで恐怖を感じる方もいらっしゃいます。
そうした恐怖心のためにインプラント治療が行えない患者さんでしたら、静脈内鎮静法を活用すると、ほぼ眠っているような状態で手術を終えられます。
しっかりしたインプラント医であれば、麻酔科医との連携もとれていると思います。
そういった意味では、麻酔科医との連携もとれている歯科医師は、Q5の良い歯科医師とも言えますね。

Q8. 昔のインプラント治療と最新のインプラント治療に違いはありますでしょうか。

日本国内で行われていたインプラント治療に関しては、1983年以前に行われた治療は、ブレードタイプ、もしくは今現在使用されているチタンとは違う素材を使用したスクリュータイプのインプラントでした。

1983年以前に行われたインプラント治療は、治療成績があまり良くなく、昔にインプラント治療をされた患者さんで、インプラントがダメになったご経験やイメージをもたれている方がいらっしゃいますが、今使われているチタンのスクリュータイプのとは全く違うインプラントを使われていた場合があります。
なぜ1983年かと言いますと、1983年に東京歯科大学で小宮山彌太郎先生が日本国内で初めてチタンのスクリュー式のインプラントを埋入したと言われています。

なので、1983年以前に入れたインプラントは、今現在使用されているインプラントとは違うものになっております。

近年はほとんどがチタンのスクリュー式のインプラントになっております。
このチタンのスクリュー式のインプラントに関しては、成功率が非常に高いです。
インプラント=ダメになる、というイメージを持たれている方いらっしゃいましたら、現在のインプラント治療との認識と違うと思います。

インプラント自体も年々改良されておりまして、骨とのくっつきが良くなるインプラントや、インプラント周囲炎(インプラントに生じる歯周病)になりにくいインプラントなど、最新のインプラントが次々と開発されています。

また、ポルトガルのパウロ・マロ先生が開発したオールオン4(all-on-4)というインプラント治療がありまして、最低4本のインプラントですべての歯を支える治療法もあります。

最近では歯科界もデジタル化がすすみ、安全にインプラント治療ができるように、骨の量や骨の幅、血管や神経の位置が正確に分かる歯科用のCTを導入する歯科医院があったり、またそのCT画像を使用し、コンピューター上でインプラント治療のシミュレーションができる装置(サージカルガイド)を導入している歯科医院もあります。

これらの設備を使用することで、今までインプラント治療が難しいと言われた症例でも、安心、安全にインプラント治療が行える場合が増えていると思います。

Q9.インプラント治療での大きなリスクは何でしょうか?また、そうならない為の解決策はありますでしょうか?

Tsデンタルオフィス駒沢 濱田泰治院長 治療説明の画像

インプラント治療で一番あってはならない合併症が、下歯槽神経損傷です。

それはインプラント治療によって、下顎の中を通っている太い神経を傷つけることで麻痺がおこり、下あごの周囲の皮膚や口の中の粘膜の感覚に障害がおきてしまうことです。
この神経麻痺が完全に治るかというと、現代ではまだ難しいと言われています。

これを防ぐ為に、CTで神経の位置を確認してインプラント治療を行うわけですが、人が行うことなので100%防げるわけではありません。
そうならない為に、歯科医院を選ぶ際は、CTを取ってくれる、無理のない治療計画を立ててくれる、骨をしっかり作れる治療技術がある、治療経験の豊富な歯科医師がいる歯科医院を選択した方が良いと思います。

それでもご心配な患者さんがいらっしゃいましたら、単刀直入に歯科医師に「下歯槽神経損傷」のリスクについて聞いてみるのもいいかもしれません。

その他のリスクでは、手術中に患者さんの血圧が上がったりすることです。
それを防ぐ為には、患者さんの全身の状態や既往症などを把握してくれ、それに合わせた安全策を講じてくれる歯科医院を選ぶのもポイントです。

Q10.虫歯や歯周病で歯を失うことを防ぐには予防治療をすることだと思いますが、外傷で歯を失わないようにする方法はありますでしょうか?

外傷で歯を失った方に多いのが、コンタクトスポーツをされている方が多いです。

その原因としては、マウスガードを使用せず、スポーツしているという現状があります。
マウスガードを使用されていた方でも、市販ものを購入し使用されていましたが、お口に合わず違和感を覚え、面倒くさくなり使用をやめた方もいらっしゃいます。

実は歯科医院はマウスガードを作成している医院もあります。
歯科医師が型を取りマウスガードを作成すると、市販のマウスガードよりも違和感なく使用できると思います。

コンタクトスポーツをされている方は、ぜひお近くの歯科医院にご相談されてみてはいかがでしょうか。

Q11.インプラント治療は今後どのようになっていくと思われますか。

日本全国で行われているインプラントの埋入本数も年々増加傾向にあり、今後間違いなくインプラント治療のニーズは増えてくると思います。

それに合わせて、日本の大学教育の中でも、インプラント治療に関してしっかり教育するようなシステムになっていますし、また、学会の中でも日本口腔インプラント学会が日本最大の学会になっており、インプラント業界全体の知識・技術も向上しています。

生涯学習は歯科医師に定められた義務だと思いますが、インプラント治療に関する学習ができる環境が増えることで、歯科界全体のインプラント治療への知識や技術が向上していくと思います。

Q13. 最後に患者さんに向けてメッセージをお願いします。

治療の主役は患者さんです。

患者さん自身がどうしたいのかを歯科医師にしっかり伝えてみてください。それに合わせて歯科医師は何を患者さんにご提供できるか?を考えてくれると思いますし、私自身、歯科治療はこうあるべきだと思っています。

歯科医師がどう思うかは気にされないでください。

ご自身の体のことですので、十分にわがままになっていただき、それを歯科医師に伝えて頂くといいかもしれませんね。 

Tsデンタルオフィス駒沢 濱田泰治院長

【T'sデンタルオフィス駒沢(院長) 高田馬場駅前デンタルクリニック(インプラントアドバイザー)濱田泰治先生について】


■T'sデンタルオフィス駒沢
東京都 世田谷区 駒沢2-1-5 2F
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■経歴
・2011年4月
東京医科歯科大学医歯学総合大学院 インプラント・口腔再生医学分野 入学
・2014年6月
医療法人弘堂会 高田馬場駅前デンタルクリニック・新宿インプラントセンター勤務
・2017年4月
東京医科歯科大学 インプラント・口腔再生医学分野 非常勤研究員
・2019年4月
医療法人弘堂会 高田馬場駅前デンタルクリニック・新宿インプラントセンター院長
・2019年8月
医療法人四つ葉会 クローバーデンタルオフィス インプラント専門非常勤医師
・2021年11月
医療法人弘堂会 高田馬場駅前デンタルクリニック・新宿インプラントセンター インプラント顧問
 
東京医科歯科大学インプラント外来教授の春日井昇平先生に師事する
※東京医科歯科大学歯学部附属病院のインプラント外来は、日本全国29の歯科大学および歯学部において、インプラント治療の症例数が最多となっております。

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