インプラントは骨がないとできない?骨量が足りない場合の治療方法と確認したいポイント
インプラント治療を検討して歯科医院で相談すると、「骨が足りないので難しい」と言われることがあります。まだ相談していない方のなかにも、「骨が少ないとインプラントはできないらしい」と耳にして、不安を感じている方がいるかもしれません。
骨が足りない場合でも、状態によってはインプラント治療を検討できることがあります。骨の状態を詳しく調べたり、足りない骨を増やす方法を組み合わせたりすることで、インプラントの埋入を検討できる場合があります。
この記事では、インプラント治療で「骨がない」と言われるのはどんな状態なのか、骨が足りないときにどんな方法を検討できるのか、そして歯科医院で何を確認しておくとよいのかを整理します。
インプラント治療で「骨がない」と言われるのはどんな状態?
歯科医院で「骨がない」と言われても、骨がまったく存在しないという意味ではありません。ここでは、「骨がない」とは具体的にどのような状態なのかを見ていきましょう。
顎の骨の高さ・幅・厚みが不足している状態
インプラント治療では、人工歯根にあたるインプラント体を顎の骨に埋め込みます。インプラント体をしっかり支えるには、骨の高さ・幅・厚みがそれぞれ一定以上必要です。
骨の高さが足りないとインプラントが入り切らないことがあり、幅や厚みが足りないとインプラント体の周りを骨で十分に覆えません。「骨がない」とは、こうした高さ・幅・厚みのいずれかが不足した状態を指します。
インプラントを支える土台が足りないケース
骨は量だけでなく、骨質や密度もインプラントを支える力に関わります。骨量はあっても密度が低くやわらかいと、インプラント体を支える力が不足することがあります。
歯を失った部分は噛む刺激が伝わりにくく、骨が痩せやすい場所です。レントゲンで骨があるように見えても、通常のレントゲンだけでは骨の厚みや形を十分に把握しにくい場合があるため、必要に応じてCT検査などで詳しく確認します。
上顎と下顎で骨不足の起こり方が異なる
骨不足は、上顎(上あご)と下顎(下あご)で起こり方が異なります。
上顎の骨は下顎よりやわらかい傾向があり、奥歯の上側には上顎洞という空洞があるため、高さが足りなくなりやすい部分です。一方、下顎は骨が比較的かたく安定していますが、骨の中を神経が通っており、神経の位置によって、インプラント体を埋め込める位置や深さに制限が出ることがあります。
同じ「骨がない」でも、上顎か下顎かで骨不足の傾向が異なり、検討する治療法も変わるのです。
「骨がない=治療できない」とは限らない
骨が足りないことが、そのまま治療の断念につながるとは限りません。足りない骨を増やす方法や、限られた骨を活かす方法を検討できる場合もあり、まずは歯科医院で骨の状態を詳しく調べてもらうことが出発点になります。
どのくらい不足しているか、どの方法を検討できるかは一人ひとり異なるため、自己判断せず相談することが大切です。
インプラント治療に顎の骨が必要な理由
なぜインプラント治療では骨の量が注目されるのでしょうか。骨が果たす役割を知っておくと、骨が足りないと言われたときの治療の進め方も理解しやすくなります。
インプラント体を安定させるため
インプラント治療では、チタンなどでできたインプラント体を顎の骨に埋め込み、骨と結合させて固定します。この結合は骨結合と呼ばれ、インプラントの安定に欠かせない過程です。
骨結合が十分に得られるには、インプラント体の周りがしっかり骨で覆われている必要があります。骨が足りないと、埋め込んだインプラント体がぐらついたり、しっかり固定されなかったりする原因になりかねません。
噛む力を支える土台になるため
食事のたびに、歯には大きな力がかかります。天然の歯では歯根が顎の骨に支えられ、その力を受け止めています。インプラントも同じように、骨が土台となって噛む力を支える仕組みです。
骨が足りないと、噛む力をうまく分散できず、インプラント体や周りの組織に負担がかかりやすくなります。
骨が不足していると治療計画に影響する
インプラント治療の前には、レントゲンやCTで骨の量や形を確認します。ここで骨が不足しているとわかると、治療計画の立て直しが必要です。たとえば骨を増やす処置を先に行ったり、埋め込む位置や本数を調整したりと、骨の状態に合わせて計画を組み直します。
長期的な安定性を考える必要がある
インプラントは、人工歯を装着したら終わりではなく、その後も長く使い続けるものです。毎日の食事で噛む力がかかるため、それを支える骨が十分かどうかは、長期的な安定を左右します。骨が少ない状態で無理に治療を進めると、年月が経つうちにインプラント体を支えきれなくなることも考えられます。だからこそ、治療の前に骨の状態を確認し、足りない場合の進め方まで含めて計画しておくことが大切です。
インプラントで骨が足りなくなる主な原因
骨不足は、もともとの骨格だけでなく、さまざまな理由で生じます。ここでは、主な原因を整理します。
歯を失ってから時間が経っている
顎の骨は、歯から噛む刺激を受けることで、その量や形を保っています。歯を失うと刺激が届かなくなり、その部分の骨は時間とともに少しずつ痩せていきます。歯を失ってから治療までの期間が長いほど、骨が減っている可能性は高くなる傾向です。
歯周病によって顎の骨が吸収されている
歯周病は、歯ぐきだけでなく、歯を支える顎の骨にも影響する病気です。進行すると、骨が少しずつ失われ、歯のぐらつきや抜歯につながることがあります。
その結果、歯を失ったあとにインプラントを検討しても、土台となる骨の量が不足している場合があります。歯周病は自覚症状が少ないまま進むこともあるため、気づかないうちに顎の骨へ影響しているケースも考えられるでしょう。
抜歯後の治癒過程で骨が減っている
歯を抜いた後の骨は、治癒の過程で形が変化します。抜歯でできた穴は新しい骨で埋まっていきますが、もとの高さや幅がそのまま保たれるとは限らず、骨がやや少なくなることがあります。
特に奥歯や、骨の壁がもともと薄かった部分では、抜歯後に骨が減りやすい傾向です。
入れ歯やブリッジの使用で骨が痩せている
歯を失った部分を入れ歯やブリッジで補っていても、噛む刺激が骨に直接伝わりにくいことがあります。歯根がない状態が続くと、その部分の骨は痩せやすい状態です。入れ歯が合いにくくなった、ぐらつくと感じる背景に、骨が痩せて土台が変わっていることも考えられます。
上顎の奥歯では上顎洞との距離が近いことがある
上顎の奥歯の上には、上顎洞という鼻につながる空洞が広がっています。この部分はもともと骨の高さに余裕が少ないことがあり、インプラントを支える骨が不足しやすい部位です。
歯を失った後に骨が痩せることで、上顎洞との距離が近くなり、インプラントを支える骨の高さが不足することがあります。そのため、上顎の奥歯にインプラントを入れる場合は、骨を増やす処置を検討することがあります。
骨がない場合でもインプラント治療を検討できることがある
骨が足りないと言われても、状態に応じて検討できる方法はいくつかあります。ここでは、骨が足りない場合に検討される治療法の概要を紹介します。詳しい内容は関連する記事で解説します。
骨の状態をCTなどで詳しく確認する
骨が足りているかどうかは、見た目や通常のレントゲンだけでは判断しきれません。歯科用CTを使うと、骨の高さや幅、形を立体的に確認でき、どの部分にどれくらい骨が不足しているのかを把握しやすくなります。
インプラント治療を検討する際は、まず現在の骨の状態を正確に調べることが大切です。
骨を増やす治療を検討する場合がある
骨の量が不足している場合は、骨を増やす処置を組み合わせることがあります。これは骨造成と呼ばれ、自分の骨や人工の骨補填材などを使って、インプラント体を支えられる状態を目指す治療です。
骨造成には複数の方法があり、骨が足りない場所や不足している量によって選ばれます。代表的な方法のひとつに、GBRがあります。詳しい治療内容は、下記の記事をご覧ください。
▶GBRとは?必要なケースやメリット・デメリット、流れなどを解説
上顎の骨が足りない場合は専用の治療法を検討する
上顎の奥歯で骨の高さが足りない場合は、上顎洞との位置関係を踏まえて治療法を考える必要があります。代表的な方法は、上顎洞の底側に骨を補うソケットリフトやサイナスリフトです。
骨の不足が大きい一部のケースでは、専門的な治療としてザイゴマインプラントが検討されることもあります。ただし、すべての歯科医院で行われる治療ではなく、適応の判断には詳しい検査と専門的な診断が必要です。ただし、どの方法が適しているかは、骨の状態や全身の健康状態によって異なります。
それぞれの治療法については、下記の記事をご参照ください。
▶ソケットリフトとはどんな治療法?メリット・デメリットや費用などを徹底解説
▶サイナスリフトとは?ソケットリフトとの違いや費用、期間、リスクを徹底解説
▶ザイゴマインプラントとは?メリット・デメリットやオールオン4との違いを解説
広範囲に歯を失っている場合は別の治療計画を立てることがある
多くの歯を失い、骨が広い範囲で痩せている場合は、1本ずつインプラントを入れるのではなく、少ない本数のインプラントで人工歯を支える治療計画が検討されることもあります。ただし、適応には骨の状態や噛み合わせ、全身状態などの確認が必要です。その代表がオールオン4です。
オールオン4が適応となるかどうかは、顎の骨の状態によって異なります。詳しくは下記の記事をご参照ください。
▶オールオン4とは?特徴や総入れ歯・ザイゴマインプラントとの違いを解説
詳しい治療法は症例に応じて歯科医師と相談する
ここまで紹介した方法は、骨が足りない場合に検討される選択肢の一例です。どれが適しているかは、骨や全身の状態、希望する仕上がりによって一人ひとり異なります。
インターネットの情報だけで自分に合う方法を判断するのは難しいため、まずは歯科医院で骨の状態を診てもらいましょう。
骨を増やす治療が必要になるケース
骨を増やす治療は、すべての方が行うものではありません。インプラントを支える骨の量や形を確認したうえで、必要性を判断します。
ここでは、骨造成を検討する代表的なケースを紹介します。
インプラントを埋め込む骨の厚みが足りない場合
インプラント体を安定させるには、周囲を十分な骨で覆えるだけの厚みが必要です。骨が薄いまま埋め込むと、インプラント体の一部が骨に覆われず、安定性に影響することがあります。その場合は、骨の厚みを補う処置を組み合わせ、インプラント体を支えやすい状態に整えます。
上顎の奥歯で骨の高さが足りない場合
上顎の奥歯は、上顎洞が近く、もともと骨の高さに余裕が少ない部位です。歯を失って骨が痩せると、インプラント体を支える高さが不足する場合があります。
このようなケースでは、上顎洞の底側に骨を補い、インプラントを支える高さを確保する方法を検討します。
歯周病で骨が大きく失われている場合
歯周病が進行すると、歯を支える骨が少しずつ失われる影響で、インプラントの土台となる骨が不足するケースがあります。骨が失われた範囲が広い場合は、複数の部位で骨を補う処置が必要になることもあります。
複数本の歯を失って骨が痩せている場合
複数の歯を続けて失っている場合、その範囲の骨は広く痩せていることがあります。歯を支える役割がなくなった骨は、時間とともに高さや厚みを失い、インプラント体を支える土台が不足しやすい状態になるのです。
このような場合に考えられるのが、広い範囲で骨を補う処置や、少ない本数のインプラントで全体を支える治療計画です。骨を増やす範囲が広いほど、治療計画も丁寧に立てる必要があります。
前歯など見た目への配慮が必要な場合
歯ぐきのラインや人工歯とのバランスは、仕上がりの印象に関わります。前歯は、会話や笑ったときに見えやすい部位です。骨が痩せていると、人工歯を入れたときに根元のすき間が目立ったり、歯ぐきの位置が下がって見えたりする場合があります。
必要に応じて骨や歯ぐきの量を補う処置を検討し、治療前に仕上がりのイメージを確認しておくことが大切です。
骨がない場合のインプラント治療で注意したいこと
骨が足りない状態でインプラント治療を行う場合、骨が十分にあるケースよりも治療の負担が大きくなることがあります。骨を増やす処置が必要になる場合もあるため、期間や費用、体への負担を事前に理解しておきましょう。
通常より治療期間が長くなることがある
インプラント体を埋め込んだあとは、骨と結合するまで一定の期間を待ちます。日本口腔インプラント学会によると、インプラント体と骨が結合するまでの目安は、下顎で2〜3カ月程度、上顎で4〜6カ月程度とされています。ただし、実際の期間は骨の状態や治療内容によって異なります。
骨を増やす処置を組み合わせる場合は、骨が安定するまでの期間も追加で必要です。その分、通常のインプラント治療よりも全体の期間が長くなることがあります。
ただし、治療にかかる期間は、骨の状態や行う処置によって異なります。通院回数や治療完了までの目安は、事前に歯科医師へ確認しておきましょう。
手術回数が増える場合がある
骨を増やす処置とインプラント体の埋め込みを別々に行う場合は、手術の回数が増えることがあります。先に骨を補い、骨が安定するのを待ってからインプラント体を埋め込む流れになるためです。
一方で、骨の状態によっては、骨造成とインプラント体の埋め込みを同時に行えるケースもあります。必要な手術回数は、骨の状態や選ぶ治療法によって変わるため、治療計画の段階で確認しておきましょう。
費用が高くなることがある
骨を増やす処置を組み合わせる場合は、通常のインプラント治療に加えて、骨造成の費用がかかります。インプラント治療は基本的に自由診療のため、処置の内容や範囲、歯科医院によって総額が変わります。自由診療では、治療内容・費用・治療期間・回数・保証内容が歯科医院によって異なるため、治療前に骨造成を含めた総額や追加費用の有無、メンテナンス費用について確認しておきましょう。
治療を始める前に、骨造成を含めた見積もりを確認しておきましょう。追加費用の有無や支払い方法まで把握しておくと、治療を進めるかどうかを判断しやすくなります。
すべての方に骨造成が適応となるわけではない
骨を増やす処置は、希望すれば誰でも受けられるものではありません。骨や全身の状態によっては、骨造成そのものが難しいと判断されることもあります。その場合は、骨を増やさずにすむ方法や、インプラント以外の選択肢も含めて検討することになります。
適応となるかどうかは診断によって異なるため、歯科医師の説明をよく聞いて判断することが大切です。
全身状態や喫煙習慣によって治療可否が変わることがある
インプラント治療は外科手術を伴うため、持病や服用中の薬、全身の健康状態を踏まえて治療できるかどうかを判断します。日本口腔インプラント学会によると、以下のような疾患がある場合、治療時に注意が必要としています。
・高血圧症や心臓疾患などの循環器系の疾患
・糖尿病や骨粗鬆症
・喘息などの呼吸器系の疾患
いずれかに該当する場合は、治療前に内科などと連携し、全身状態を確認しながら進めることがあります。持病や服用中の薬がある方は、事前に歯科医師へ伝えておきましょう。
また、喫煙もインプラント治療に影響する要因のひとつです。喫煙によって治療後のインプラントが維持しにくくなったり、全身的なリスクが高まったりすることがあるとされています。喫煙習慣がある方は、治療への影響や禁煙の必要性について、治療前に確認しておくことが大切です。
骨が足りないと言われたときに確認したいポイント
インプラント治療において骨が足りないとき、どの治療法が適しているかは口の状態によって異なります。ここで紹介するポイントを、事前に確認しておきましょう。
どの部分の骨がどのくらい不足しているのか
まず確認したいのは、骨が不足している場所と量です。ひと口に「骨が足りない」といっても、わずかに不足している場合と、広い範囲で不足している場合では、検討する治療法が変わります。
CTなどの検査結果を見ながら、どの部分にどれくらい骨が足りないのかを確認しましょう。不足の程度を把握しておくと、骨造成が必要なのか、今ある骨を活かせるのかを理解しやすくなります。
骨造成が必要かどうか
次に、骨を増やす処置が必要かどうかを確認しましょう。今ある骨で入れられるのか、骨造成を組み合わせる必要があるのかで、治療の流れや費用は大きく変わります。
骨造成が必要な場合は、どの方法で、どのくらいの範囲に行うのかもあわせて聞いておきましょう。骨造成をしない選択肢があるかどうかも、確認しておきたい点です。
治療期間と通院回数の目安
骨が足りない場合の治療は、通常より時間がかかることがあります。骨と結合するのを待つ期間や、骨造成を行う場合の待機期間を含め、治療全体でどのくらいかかるのかを確認しておきましょう。
あわせて通院の回数や間隔も聞いておくと、仕事や生活の予定を調整しやすくなります。治療期間には個人差があるため、目安として教えてもらうと見通しを立てやすくなるでしょう。
インプラント以外の選択肢があるか
インプラントを前提に話が進んでいても、ほかの選択肢があるかどうかは確認しておきたい点です。
骨が足りない場合、入れ歯やブリッジなど、インプラント以外にも歯を補う方法があります。それぞれの特徴や自分の状態に合うかを聞いたうえで、インプラントと比べて決めると、自分に合った方法を選びやすくなります。
リスクやメンテナンスについて説明があるか
インプラント治療には、外科手術に伴うリスクや、治療後のメンテナンスがつきものです。骨が足りない場合は処置が増える分、起こり得るリスクについても確認しておきましょう。
また、治療が終わった後も、定期的なメンテナンスを続けることが、インプラントを長く使ううえで欠かせません。頻度や費用についても、治療を始める前に確認しておきましょう。
骨がない場合にインプラント以外で検討できる選択肢
歯を補う治療法は、インプラントだけではありません。骨が足りない場合は、ほかの方法のほうが負担が少ないこともあるため、選択肢として知っておくと比較しやすくなります。
入れ歯で補う方法
入れ歯は、取り外しができる装置で歯を補う方法です。外科手術が不要なため、骨が足りない場合でも取り入れやすく、全身の状態で手術が難しいときにも選ばれます。
一方で、固定式のインプラントに比べると噛む力が弱く感じられたり、装着感に慣れが必要だったりすることもあります。メリットと負担の両方を理解しておきましょう。
ブリッジで補う方法
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えにして、橋をかけるように人工歯を入れる方法です。固定式のため装着感が自然で、入れ歯より噛みやすいと感じる方もいます。
ただし、支えにする両隣の歯を削る必要があるため、健康な歯に負担がかかる点には注意が必要です。
治療を急がず口腔内環境を整える方法
骨が足りない場合や歯周病が進んでいる場合は、すぐにインプラント治療へ進まず、まず口の中の状態を整える選択肢もあります。歯周病の治療や残っている歯のケアを行いながら、必要に応じて入れ歯などで噛む機能を補う方法です。
口腔内の状態が落ち着いてから、インプラントを含めてどの治療法が合うかを改めて検討します。治療を急いで決めず、現在の状態や将来の見通しを踏まえて、歯科医師と進め方を相談しましょう。
自分に合った治療法を比較して決めることが大切
インプラント、入れ歯、ブリッジには、それぞれにメリットと負担があります。どれがよいかは、骨や歯の状態、費用、見た目や噛み心地の希望によって一人ひとり異なります。複数の方法を比べたうえで、自分の希望や生活に合うものを選ぶことが大切です。
それぞれの違いについては、下記の記事もご参照ください。
まとめ
インプラント治療で「骨がない」と言われても、すぐに治療をあきらめる必要があるとは限りません。まずは歯科医院で検査を受け、どの部分の骨がどのくらい不足しているのかを確認することが大切です。
骨が不足している場合は、骨造成で骨を補う方法や、上顎の構造に合わせた治療法などを検討することがあります。ただし、骨造成はすべての方に適応となるわけではありません。治療期間や費用、手術回数が増える場合もあるため、検査結果をもとに、自分の状態に合った方法を歯科医師と相談しましょう。
インプラントは、入れ歯やブリッジと同じく、失った歯を補う選択肢のひとつです。外科手術や治療後のメンテナンスが必要になる点も含めて特徴を理解し、複数の方法を比べながら、自分に合った治療を選ぶことが大切です。