小児矯正は痛い?痛みの原因と親子でできる予防法・対処法を解説
お子様が矯正装置をつけた日の夜に「痛い」と言い出し、このまま様子を見てよいのか、歯科医院へ連絡すべきか迷った経験のある保護者の方もいるのではないでしょうか。これから小児矯正を検討する段階で、痛みを理由にお子様が治療を嫌がらないか気になっている方もいるはずです。
小児矯正の痛みには、歯が動くときの反応や装置の当たりなど、いくつかの決まった原因があります。どの痛みかによって、家庭で様子を見ながら対応できるのか、歯科医院への連絡が必要なのかも変わります。
この記事は、お子様が今痛がっているときの初期対応から、痛みが生じる仕組み、装置ごとの痛みの特徴、家庭でできる予防法・対処法、痛みの相談がしやすい歯科医院の選び方までを順に解説する内容です。症状や痛みの感じ方には個人差があるため、実際の対応に迷うときは、歯科医師へ相談しながら進めましょう。
今日お子様が痛がったら?保護者の方がとるべき初期対応の3ステップ
お子様が痛みを訴えたとき、確認する順番を決めておくと落ち着いて対応できます。ここでは、その場で保護者の方がとる行動を3つのステップで整理します。
ステップ1:お口の中の赤み・傷・腫れを目で見て確認する
最初のステップは、明るい場所でお口の中を直接見ることです。痛みの訴えだけでは、歯が動くときの痛みなのか、装置が当たって粘膜に傷ができているのか区別できません。次の3点を確認しましょう。
・頬や唇の内側、舌に、赤くなっている部分・傷・口内炎がないか
・歯ぐきの腫れや出血がないか
・装置のワイヤーやプラスチック部分の変形、外れかかっている箇所がないか
気になる部分をスマートフォンで撮影しておくと、電話や次回の通院時に状態を説明しやすくなります。装置が変形している場合や外れかかっている場合は、自己判断で曲げ直さず、そのままの状態で歯科医院へ連絡しましょう。
ステップ2:痛みの種類を聞き取る(じわじわ痛むのか、当たって痛むのか)
次のステップは、お子様が感じている痛みの種類の聞き取りです。低学年のお子様は痛みを言葉で説明しにくいため、答えやすい聞き方を心がけましょう。たとえば「どこが痛いか指でさしてみて」「噛んだときに痛い?何もしていなくても痛い?」「歯が押される感じ?こすれる感じ?」のように、選べる形で聞くと伝えやすくなります。
歯が動くときの痛みは、歯全体が浮くような感覚や、噛むと響くじわじわとした痛みとして訴えられる場合があります。一方、装置が当たる痛みでは、決まった場所がこすれるように痛むという訴えが中心です。ステップ1で確認した傷の位置と訴えが一致するかどうかも、見分けの手がかりになります。
はっきり区別できなくても問題はありません。聞き取った内容をそのまま歯科医院へ伝えれば、判断の材料になります。
ステップ3:様子を見てよいか、歯科医院へ連絡すべきかの判断の目安
日本臨床矯正歯科医会は、ワイヤーを用いた矯正治療について、歯が動くことによる痛みは装置をつけた直後や通院後の数日間に集中する正常な反応だと説明しています。装置の種類は違っても、歯が動く仕組み自体は共通です。そのため、小児矯正でも同じ種類の痛みがみられることがあります。粘膜に傷がなく、やわらかい食事がとれていて、痛みが日を追って弱まっているようであれば、様子を見ながら後述の対処法を試す選択肢があります。
一方、次のような状態がみられるときは、次回の予約を待たずに歯科医院へ連絡しましょう。
・装置が変形した、外れた、合っていないように見える
・粘膜に傷や出血があり、装置が当たり続けている
・痛みが弱まる様子がなく、むしろ強くなっている
・歯ぐきの大きな腫れや発熱など、痛み以外の症状を伴っている
電話では、いつから・どこが・どのように痛むのかと、ここまでのステップで確認した内容を伝えましょう。受診が必要かどうか判断に迷う場合も、状況を伝えれば対応の目安を教えてもらえます。
小児矯正の痛みの正体と、特に痛みが生じやすい3つのケース
痛みの原因がわかると、過度に不安を抱えずに対応を考えられます。ここでは、小児矯正で痛みが生じやすい代表的な3つのケースを、仕組みとあわせて整理します。
ケース1:歯が動くときに生じるじわじわとした痛み
歯は、あごの骨に直接くっついているわけではなく、歯根膜という薄いクッションのような組織を介して支えられています。矯正装置で歯に力が加わると、押された側の骨が少しずつ吸収され、反対側では新しい骨が作られます。この骨の入れ替わりを繰り返しながら、歯がゆっくり動く仕組みです。
歯が動く過程では、歯が浮くような感覚や、噛むと響くじわじわとした痛みを感じることがあります。日本臨床矯正歯科医会も、こうした痛みは慣れると気にならなくなるようだと説明しています。痛みの仕組みを保護者の方が知っておくと、お子様へ声をかけるときにも役立つ情報です。
痛みの程度には個人差があり、ほとんど気にしないお子様もいれば、数日間は食事の内容を工夫しながら過ごすお子様もいます。周りと比べて痛がり方が強いように感じても、それだけで異常と決めつける必要はありません。心配なときは歯科医院へ相談しましょう。
ケース2:乳歯の生え変わり時期のぐらつきと装置が重なったとき
小児矯正ならではの痛みとして、乳歯の生え変わりと装置の重なりが挙げられます。日本歯科医師会によると、6歳前後に最初の永久歯が生え始め、生え変わりは12歳前後まで続きます。永久歯が下から押すことで乳歯の根が少しずつ吸収されるため、抜ける前の乳歯がぐらつくのは自然な経過です。
ぐらついている乳歯の近くに装置が触れていたり、力がかかっていたりすると、その部分だけ違和感や痛みが強く出る場合があります。歯が動くときの痛みと違って場所が限定されやすく、お子様が特定の歯ばかり気にするときは、生え変わりとの重なりも考えられます。
ぐらつく乳歯は無理に触らせず、状況を歯科医院へ伝えましょう。装置の当たり方の調整や、生え変わりの進み具合を見ながらの経過観察など、状態に応じた対応が検討されます。
ケース3:装置を調整した直後(ネジやワイヤーの調整後)の数日間
通院時に拡大ネジを回したり、ワイヤーを締め直したりすると、歯やあごにかかる力が新しく設定し直されます。力のかかり方が変わった直後は、ケース1で説明した歯が動くときの痛みが再び出やすいタイミングです。調整のたびに痛みが出ること自体は、治療の過程で起こり得る反応です。
日本臨床矯正歯科医会は、ワイヤーを用いた治療の経過として、治療が進むにつれて痛みの程度や期間は徐々に軽くなると説明しています。ただし経過には個人差があるため、調整のたびに強い痛みが続く場合は、力のかけ方やネジを回すペースについて主治医へ相談しましょう。
あらかじめ「調整した日の夜は少し痛むかもしれないよ」とお子様に伝えておくと、突然の痛みに驚かずに済みます。
装置のタイプ別に見る痛みの特徴と出やすい場面
小児矯正で使われる装置はさまざまですが、本記事ではプレートや拡大床などの取り外し式装置、既製のマウスピース型装置、固定式装置の3つに分けて、痛みや違和感が出やすい場面を整理します。まず全体像を表にまとめます。
<装置のタイプ別に見た痛みの出やすい場面>
| 装置のタイプ | 主な仕組み | 痛み・違和感が出やすい場面 |
|---|---|---|
| 取り外し式装置(プレート・拡大床) | 拡大ネジなどを備えた装置を着脱しながら使用する | ネジの調整後/縁が粘膜に擦れるとき/着脱のとき |
| マウスピース型装置(プレオルソなど) | 既製の装置を決められた時間に装着し、お口まわりの筋肉の働きも利用する | 使い始めの時期/縁が当たるとき/サイズが合わなくなったとき |
| 固定式装置(マルチブラケット・急速拡大装置) | 装置を歯に固定し、持続的に力をかける | 装着・調整後の数日間/ワイヤーなどが粘膜に当たるとき/磨き残しで歯ぐきが腫れたとき |
上記はあくまで傾向の目安です。実際の感じ方には個人差があり、どの装置を使うかはお子様の歯並びの状態と診断によって決まります。
取り外し式装置(プレート・拡大床):粘膜との擦れや着脱時の痛み
拡大床は、薄い入れ歯のような形のプラスチック部分に拡大ネジを組み込んだ、取り外し式の装置です。日本臨床矯正歯科医会によると、あごの骨そのものを広げるのではなく、歯を外側に傾けることで歯列の幅を広げる仕組みで、適応できる症例は限られるとされています。
痛みや違和感が出やすいのは、次のような場面です。
・ネジを回した後、歯が締めつけられるように感じるとき
・プラスチックの縁やワイヤーが頬・歯ぐきに擦れるとき
・装置の着脱で引っかかるとき
使い始めは話しづらさや飲み込みにくさを感じることもありますが、程度には個人差があります。縁が当たり続ける場合は装置側の調整が必要なことがあるため、自己判断で削ったり曲げたりせず、歯科医院へ相談しましょう。
マウスピース型装置(プレオルソなど):比較的緩やかな力がかかる特徴
プレオルソは、歯列矯正用咬合誘導装置という一般的名称で国内の認証を受けている、既製のマウスピース型装置です。あらかじめ用意された種類・大きさの中からお子様の状態に合わせて選び、歯科医師が調整して使用します。装置の形に加えて、唇・頬・舌といったお口まわりの筋肉の働きも利用しながら、歯並びやかみ合わせに働きかける設計です。
装置を歯に固定して持続的に力をかける仕組みとは異なるため、痛みを感じにくい場合があるとされています。ただし、まったく痛まないわけではありません。使い始めの違和感や、縁が歯ぐきや粘膜に当たる痛み、成長やお口の変化でサイズが合わなくなったときの圧迫感は起こり得ます。装着時間や使い方の変更は、自己判断ではなく歯科医師へ確認したうえで行いましょう。
プレオルソの対象年齢や費用の考え方については、下記の記事をご参照ください。
▶プレオルソとは?何歳から使える?費用・特徴と小児矯正の検討基準
固定式装置(マルチブラケット・急速拡大装置):持続的な力と磨きにくさによる痛み
マルチブラケット装置は、歯の表面に小さな装置を接着し、ワイヤーの力で歯を動かす固定式の装置です。急速拡大装置は、上あごの歯列の幅を広げる目的で使われる固定式の拡大装置で、ネジを回して少しずつ広げます。どちらも自分では取り外せないため、力のかかった状態や違和感が続きやすい特徴があります。
装着直後や調整後の数日間は、噛むと痛む、歯が浮くように感じるといった訴えが出やすい時期です。ワイヤーの端や装置の角が頬や唇の内側に当たり、傷や口内炎につながることもあります。当たりが強いときは、我慢を続けさせず歯科医院へ連絡しましょう。
また、固定式装置はまわりに磨き残しが出やすく、歯ぐきの炎症やむし歯による二次的な痛みの原因になることがあります。歯磨きの工夫は次の章で取り上げます。
親子で取り組む!小児矯正の痛みの予防法と発生後の対処法
この章では、痛みを出にくくするために日頃からできることと、痛みが出たあとの対処法を分けて紹介します。いずれの場合も、装置の調整が必要な状態を我慢させ続けないことが前提です。
予防法:歯科医師と相談しながら段階的に調整を進める
痛みの予防は、歯科医師との情報共有から始まります。調整後にどのくらい痛みが出たか、食事は普段どおりとれていたか、装置を嫌がる様子がなかったかを、次の通院時に伝えましょう。前回の様子をふまえて、力のかけ方や進めるペースが検討される場合があります。
拡大ネジを家庭で回すよう指示されているときは、回数やペースを自己判断で変えないことが大切です。早く進めたい気持ちから回数を増やすと、かえって痛みや不具合につながることがあります。指示どおりに進めても痛みが強いときは、いったん止めてよいかを含めて歯科医院へ確認しましょう。
日本臨床矯正歯科医会は、治療をお子様任せにせず、励ましたり注意を促したりしながらやる気を支えることが大切だと説明しています。「痛かったら我慢しないで教えてね」と日頃から伝えておくと、痛みの変化に早く気づけます。
予防法:お口を清潔に保ち、むし歯や口内炎による二次的な痛みを減らす
お口の中の清掃が不十分な状態では、歯ぐきの炎症やむし歯が起こりやすくなります。これらは歯の移動とは関係なく痛みを引き起こす、二次的な痛みの原因です。装置のまわりは磨き残しが出やすいため、装置に合わせた磨き方を歯科医院で教わり、家庭で続けましょう。
日本臨床矯正歯科医会は、食後の歯磨きを家族でサポートすることや、固定式装置の場合は親子で一緒に歯磨きをする習慣づくりをすすめています。低学年のうちは、仕上げ磨きの時間を装置まわりの磨き残しや粘膜の傷の確認にあてるのもひとつの方法です。
粘膜に傷や口内炎ができると、装置のわずかな当たりでも痛みを感じやすくなります。気になる傷を見つけたときは、ステップ1と同じように状態を記録し、続くようであれば歯科医院へ伝えましょう。
対処法:装置が粘膜に当たるときの歯科用ワックスの使い方
ワイヤーの端や装置の角が粘膜に当たって痛いときの応急処置として、歯科用ワックス(矯正用ワックス)が使われることがあります。やわらかい保護材を装置の当たる部分に付けて、粘膜への接触を覆うものです。
使い方の手順の一例は次のとおりです。
・手を洗い、歯磨きやうがいでお口の中を清潔にする
・当たっている装置のまわりの水分を軽く拭き取る
・ワックスを小さくちぎって丸め、装置の当たる部分に押し付けて貼る
・食事や歯磨きの前には外し、必要に応じて新しいものに付け替える
ワックスの取り扱いの有無や適した種類、詳しい使い方は医院によって異なるため、使う前に通院中の歯科医院で確認しましょう。ワックスはあくまで一時的な対処であり、当たりの原因が装置の変形や不適合にある場合は、装置側の調整が必要です。当たりが続くときは、ワックスでしのぎ続けず歯科医院へ連絡しましょう。
対処法:噛むと痛む時期の食事の工夫
歯が動くときの痛みが出ている時期は、噛む力が加わると痛みが出やすいため、食事の工夫でお子様の負担を軽くできる場合があります。日本臨床矯正歯科医会は、装置をつけた当初はやわらかめのものを中心に食べものを小さく切ってゆっくり食べること、装置に慣れて痛みがなくなればほとんどのメニューは問題ないことを紹介しています。なお、食事のときに装置を外すかどうかなど、食事まわりの装置の扱いは装置の種類や治療方針によって異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。
痛む時期に取り入れやすいメニューの例です。
・おかゆ、雑炊、やわらかく煮たうどん
・スープ、シチュー、ポタージュ
・豆腐、茶碗蒸し、卵料理
・やわらかく煮た野菜や、ほぐした煮魚
一方、かたいお煎餅や氷、粘着性のあるガム・キャラメル・お餅などは、痛む時期に食べにくいだけでなく、装置の破損や脱落の原因になることもあります。食べられるものには個人差があるため、痛みが落ち着いたら、お子様の様子を見ながら少しずつ普段の食事に戻しましょう。
対処法:市販の鎮痛薬を使う前に主治医へ確認しておきたいこと
痛みが強く、食事や睡眠に支障が出ているときに、市販の鎮痛薬の使用を考える保護者の方もいるはずです。ただし、医薬品医療機器総合機構は、市販薬には15歳未満のお子様が使用できないものがあり、商品名に小児用とあっても年齢によって使用できないことがあると案内しています。自己判断で使い始める前に、製品の対象年齢や用法・用量を確認し、主治医や薬剤師へ相談しましょう。
確認しておきたいのは、痛みが強いときに市販薬を使ってよいか、使う場合はどの薬をどのくらい使うかの2点です。治療開始前のカウンセリングや通院のタイミングで聞いておくと、夜間や休日に痛みが出た場合にも慌てずに対応できます。
鎮痛薬はその場の痛みへの一時的な対処であり、痛みの原因を解決するものではありません。薬を繰り返し使わないと過ごせない状態が続くようであれば、装置の不具合や別の原因も考えられるため、歯科医院へ連絡して状態を確認してもらいましょう。
治療をスムーズに進めるために!痛みの不安に配慮した歯科医院の特徴
これから小児矯正の相談先を探す段階であれば、痛みへの向き合い方も医院選びの確認材料になります。カウンセリングで見ておきたい3つの観点を紹介します。
お子様の「痛い」を無理に我慢させない、丁寧なカウンセリング
小児矯正は、お子様本人の協力があって進む治療です。日本小児歯科学会は、医院選びのポイントとして、治療期間・費用・診療の進め方について大まかな説明があることや、無理に治療を勧めないことを挙げています。
カウンセリングでは、保護者の方への説明に加えて、お子様本人に年齢に合わせた言葉で説明してくれるかを見ておきましょう。痛みや不安の訴えに対して、我慢をうながすだけでなく、装置の調整や進め方の見直しといった具体的な対応を検討してくれる姿勢があるかも、確認したい点です。
装置の破損などトラブルが起きたときの連絡・対応体制
治療中は、装置の破損や脱落、急な痛みといった予定外の事態が起こることがあります。そうしたときの連絡方法を、治療を始める前に確認しておきましょう。
確認しておきたい項目の例です。
・急な痛みや装置の破損があったとき、どこへどのように連絡するか
・診療時間外や休診日には、どのような対応になるか
・応急処置を先に受けられるのか、次回の予約まで待つかの判断は誰に相談するか
精密な検査・診断に基づいた装置の選択
痛みの出方は、装置がお子様のお口の状態に合っているかどうかにも関わります。日本小児歯科学会も、必要な資料に基づいた検査・分析・診断が行われることを、医院選びのポイントのひとつに挙げています。検査の内容は、お口の中の診察のほか、写真やエックス線撮影、歯型の採取など、お子様の状態に応じてさまざまです。
カウンセリングでは、どのような検査をもとに装置を選ぶのか、なぜその装置がお子様の状態に合うと考えるのか、経過観察を含めた他の選択肢はあるのかを質問しましょう。検査の内容と装置を選ぶ理由をわかりやすく説明してくれるかどうかは、医院の規模にかかわらず確認できる観点です。
まとめ|小児矯正の痛みは無理に我慢せず、まずは主治医へ相談を
小児矯正の痛みの原因は、歯が動くときの反応、乳歯の生え変わりと装置の重なり、装置の当たりなど、いくつかに整理できます。歯が動くときの痛みは治療に伴う反応とされている一方で、装置の変形や不適合による痛みは調整が必要な状態です。どちらか判断に迷うときも含めて、お子様に我慢を重ねさせるのではなく、主治医へ相談して状態を確認してもらいましょう。
なお、小児矯正は原則として公的医療保険が適用されない自由診療(保険適用外)です。費用は歯並びの状態や治療計画、装置の種類、医院の方針によって異なり、治療期間や通院回数にも幅があります。自由診療の主なリスクとして、装置の使用に伴う痛みや違和感、清掃が不十分な場合のむし歯や歯ぐきの炎症、成長や装置の使用状況によって計画どおりに歯が動かない可能性、治療後の後戻りなどが挙げられます。治療を始める前に、費用や治療期間、通院回数、これらのリスクについて十分な説明を受け、確認しておきましょう。
痛みの感じ方には個人差があり、同じ装置でも経過はお子様ごとに異なります。気になる症状を自己判断で放置せず、通院中の歯科医院や、これから相談する歯科医院に状況を伝えることから始めましょう。