【Teech歯科コラム】子どもの口呼吸に潜むリスク!親が気になるタイミングは『寝ている時 29.7%』
お子さんが口をポカンと開けて呼吸をしている姿を見かけたことはありませんか?
口呼吸は、見た目だけの問題ではなく、健康や成長に影響を与えることもあります。例えば、寝ている間やテレビを見ているときなど、何気ない日常の中で口呼吸が習慣になってしまうことがあります。
子どもにとって正しい呼吸方法はとても大切ですが、実は多くの保護者が口呼吸に気づかず、そのままにしてしまうことが多いのです。今回のアンケートでは、お母さんたちがどのような場面で子どもの口呼吸に気づいているか、そしてその頻度について調査しました。その結果をもとに、口呼吸のリスクや改善方法についてご紹介します。
お子さんの健やかな成長をサポートするために、ぜひ参考にしてみてください。
■アンケート結果
一番気になるタイミングは「寝ているとき 29.7%」でした。次いで、テレビを見ている時間などリラックスしているときに口が開いてしまうことが多いようです。
▼どんなことがわかる?
結果から、いくつかのことが考えられます。
寝ているとき
寝ている間に口が開いていると、いびきをかいたり、睡眠の質が悪くなることがあります。朝起きたときに口が乾いていることも、口呼吸のサインです。
テレビやゲーム中の口呼吸
テレビを見ているときやゲームをしているときに口が開いているのは、集中している時に口を閉じる力が弱くなっているからかもしれません。この習慣が続くと、口周りの筋肉がうまく発達しなくなることがあります。
運動中の呼吸
運動中の口呼吸は、鼻呼吸が苦手なサインかも。これが癖になると、呼吸の効率が悪くなり、全身に十分な酸素が行き渡りにくくなります。
気づいていない方も多い
30.3%の方は「特に感じない」と回答しており、子供の口呼吸に気づいていないこともあります。口呼吸が癖になっていることに気づくのは難しいため、普段の様子を観察してみることが大切です。
▼口呼吸が引き起こすリスク
風邪をひきやすい
口呼吸は放っておくと、いくつかの健康問題を引き起こすことがあります。風邪をひきやすい鼻呼吸はウイルスや細菌をブロックしますが、口呼吸はその防御機能がないため、感染リスクが高くなります。
虫歯になりやすい
口の中が乾きやすくなり、唾液の働きが弱まることで、虫歯や歯茎の炎症の原因になります。 発音や食事にも影響
口呼吸が続くと、発音が不明瞭になったり、食べるときのくちゃくちゃ音が気になることも。
▼口呼吸を改善するための方法
口呼吸を改善するためには、まず原因を探り、適切な対応をすることが大切です。
歯医者さんに相談してみましょう
鼻が詰まっていないのに口呼吸が治らない場合、歯並びや顎の形に問題があるかもしれません。専門の先生に相談してみましょう。
あいうべ体操をやってみよう!
口の筋力を鍛えて、自然に口を閉じる力をつける体操です。
〈体操の手順〉
・「あー」と大きく口を開く
・「いー」と口を横に広げる
・「うー」と口を前に突き出す
・「べー」と舌を下に伸ばす
この体操を続けることで、口の周りの筋肉を鍛え、鼻呼吸に近づけることができます。
お子さんの口呼吸は、見過ごされがちですが、健康に大きな影響を与えることもあります。普段の様子を観察し、気になることがあれば早めに専門家に相談してみてくださいね。お子さんの健康な成長をサポートしましょう!
【調査概要】
対象者:全国の20代〜30代の子供がいる女性
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート 実施日:2024年9月