【Teech歯科コラム】お財布と歯の健康はリンクしてる?-収入ごとに見るインプラントへの期待
インプラント治療をご存知ですか?
この治療は、失われた歯を補うために人工の歯根を埋め込む治療法であり、自然な見た目と機能を取り戻すための技術的に進んだ手段です。入れ歯に代わり多くの人々にとって、生活の質を向上させるものとなっており、近年人気の高い治療です。
そこで今回Teechでは『インプラント治療を検討する際、挙げられた選択肢の中で最も重視するポイントは何ですか?』というアンケートを40代〜60代の男女に実施しました。そして、アンケート結果により、インプラント治療においては、収入によってこの治療に対する期待値が異なることが明らかになりました。
〈アンケート結果〉
特に注目すべきは、年収1800万円を超える層が歯科医師の技術や経験に一貫して高い期待を示している点です。このグループは、技術面だけでなく、治療に使用される材料の品質やアフターケアの手厚さにも注目しており、総合的な治療体験への期待が非常に高いことがうかがえます。実際、この収入層での歯医者さんの技術や経験への重視は78.6%にものぼるの対し、費用への関心は14.3%に留まっています。
一方、年収1800万円以下の層では、治療費がより重要な検討事項となっています。例えば、400万から600万の収入層では、費用が42.4%、歯医者さんの技術や経験が40.4%となっており、治療の質に対する期待と費用の現実的な範囲を求めています。
600万から1000万の収入層では、歯医者さんの技術や経験への重視が53.5%となり、治療の質への期待が高まっていますが、依然として費用も27.6%と重要な考慮事項であることが示されています。
これらの視点の違いは、収入がインプラント治療へのアプローチをどう影響しているかを示す結果となりました。しかし、どの層にも共通しているのは、信頼できる医療を受けたいという基本的な願いです。 健康は誰にとっても平等に重要です。収入に関わらず、質の高いインプラント治療へのアクセスが可能であるべきだということは、社会全体で考えていくべき重要な課題です。
また、インプラント治療にかかる費用は、年間で一定額を超えた場合には医療費控除の対象となるため、この点を理解しておくことも、治療を検討する際の一助となるでしょう。アンケート結果を踏まえたこれらの情報が、最適な治療法を選択するための指針となることを願っています。
【調査概要】
対象者:全国の40代〜60代の男女
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ アンケート
実施日:2024年4月