総合東京病院

総合東京病院は、新江古田駅より徒歩15分の位置にあり、バスをご利用の方は「総合東京病院」バス停で下車していただければ、そこから徒歩0分でお越しいただけます。

当院は、「すべては患者様のために」を理念として2010年に開院しました。それ以来、地域医療の中核を担う病院として、患者様に寄り添った医療サービスを提供してまいりました。私たちは、医療機器の充実や診療体制の強化、医療人材の育成を通じて、患者様に安心と信頼をお届けすることを使命としています。

2014年にA棟、2017年にB棟を開設し、病床数は451床に拡大しました。これにより、より多くの患者様に高度かつ専門的な医療を提供できる体制が整いました。また、当院は東京クリニックや東京リハビリテーションセンター世田谷など、グループ内の各施設と密接に連携し、患者様一人ひとりに適した医療や福祉サービスを実現しています。

開院以来14年目を迎えた今も、地域の皆様に支えられ、医療・福祉サービスの向上に向けて努力を続けています。これからも患者様の笑顔と健康を第一に考えた医療を追求してまいります。今後とも温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

当院の歯科口腔外科では、顎口腔領域に発生する多岐にわたる疾患に対応しています。対象となる症例は、口腔腫瘍（良性・悪性）、嚢胞、口腔粘膜疾患、歯の破折・脱臼や顎骨骨折などの外傷、歯性感染症、難抜歯、顎関節症など多岐にわたります。

一般的な歯科治療（虫歯や義歯など）とは異なり、口腔がんの診断・治療および治療後のリハビリテーションを総合的に行うことを目的としています。特に2014年に開設した「口腔がんセンター」では、専門医が高度な先進医療を提供。治療成績の向上を目指すだけでなく、整容や機能面への配慮を重視し、患者様に寄り添った全人的医療を提供しています。

舌がんについて
舌がんは、舌にびらんや潰瘍ができ、硬結や出血、疼痛を伴う疾患です。治療の中心は手術と放射線治療で、初期のがんでは舌部分切除や放射線治療（組織内照射）を行います。

進行した場合やリンパ節転移がある場合には、頸部郭清術とともに舌病変部を健康な組織ごと切除する必要があります。広範囲の切除が必要な際には、遊離皮弁を用いた組織移植を行い、構音障害や嚥下障害などの機能低下を防ぎます。

舌がん全体の5年生存率は約80％ですが、リンパ節転移の有無で成績は大きく異なります。初期症状は口内炎と似ているため、2週間以上改善しない場合は口腔外科の受診をお勧めします。

埋伏智歯と智歯周囲炎について
智歯（親知らず）は歯肉に一部埋まっていることが多く、不潔になりやすい環境から炎症を起こしやすくなります。この状態を智歯周囲炎と呼びます。

智歯周囲炎が進行すると、腫れや開口障害、嚥下時の痛みなどの症状を伴う場合があります。この場合、抗菌薬や消炎鎮痛薬の投与、含嗽薬の使用を行い炎症を抑えた後、抜歯を検討します。また、智歯が水平埋伏している場合や炎症を繰り返す場合も、抜歯が適切です。

顎骨骨折について
転倒や事故、スポーツなどで生じる顎骨骨折は、咬合のずれや開咬を引き起こすことがあります。治療は症例に応じて保存療法または手術療法を選択します。

手術療法では、骨折片を正確に整復・固定することで、顎間固定期間を最小限にし、早期の社会復帰を目指します。これにより、患者様の生活への影響を最小限に抑えることが可能です。

当院では、各疾患の治療において患者様一人ひとりに最適な治療法を提案し、心身ともにサポートする医療を提供しています。

総合東京病院では、「すべては患者様のために」という理念を柱に、地域に根ざした医療サービスの提供を目指しています。この理念のもと、患者様やそのご家族が安心して治療に専念できる環境づくりに努めています。私たちは、患者様の目線に立ち、一人ひとりの状況に合わせた最善の医療を提供することを方針として掲げています。

具体的には、高度な医療機器や技術を活用した質の高い診療の提供だけでなく、患者様の心に寄り添ったケアを大切にしています。また、グループ内外の医療機関や福祉施設と連携し、幅広い医療・介護・福祉サービスを一体的に提供することで、地域全体の健康を支えています。

さらに、地域医療の担い手として、医療人材の育成にも注力しています。これにより、未来に向けた持続可能な医療体制の構築を目指します。これからも患者様のために、職員一丸となって医療の質を追求し、信頼される病院であり続けるよう邁進してまいります。