【Teech 歯科コラム】歯列矯正、10代女性の53%が経験済‼ きれいな歯並びの裏に親のエールと期待⁈
今回は、セルフィ―が日常の一部となっている現代の10代〜20代の男女を対象に、歯列矯正に関するアンケートを実施してみました。SNSでの写真が若者たちの自己表現の主要な手段となっている今、彼らが自分の外見、特に歯並びにどれほどの意識を持っているのか、その背後にある親御さんの考えや期待はどのようなものかを探ってみることにしました。
〈アンケートの結果〉
『将来的に歯の矯正を受けることを検討しているか?』という質問に対して、10代〜20代の男女にアンケートを行いました。その結果、10代の若者たちにとって、歯列矯正はもう特別ことではない、という事が今回のアンケートで分かりました。特に10代女性たちに聞くと、なんと半分以上の53%が「矯正経験あり」と答えています。10代男性でも、22.2%が歯列矯正を体験しているという、すごい時代になりました。この背景には、子供たちに自信を持ってもらいたいと願う親御さんたちの思いがあるのではないでしょうか?美しい笑顔はもちろん、健康的な口内環境のためにも、10代のうちから始める歯列矯正は、親御さんたちの新たな投資となっているわけです。
〈歯列矯正を受けさせる理由〉
親御さんが子どもに歯列矯正を受けさせる理由は多岐にわたりますが、その中でも特筆すべきは、早期の歯科矯正が子どもの姿勢や思考の発達を支える点です。咀嚼が適切に行われることで、唾液の分泌や脳への刺激が促され、結果として身体のバランスや集中力の向上につながると考えられています。
その一方、20代のアンケート結果を見ると、少し意識が変わることがわかります。「矯正はしない」という人が多くなります。男性では46.1%、女性でも42.4%が「受ける予定はない」“そのままでいい”と言っています。これは、「自分はこれでいい」という、自分を受け入れるという心の現れかもしれませんね。
今や、スマートフォンの画面を通じて、自分の姿を世界に発信する若者たちにとって、歯列矯正はただの美容対策ではなく、健康と幸福感を高めるための賢明な選択となっています。 親の期待と自分らしさのバランスをとりながら、心からの笑顔を見つける。これが、今の若者たちにとっては、まさに新しい常識となってきているのかもしれません。
一番大切なのは、どんな笑顔かじゃなくて、笑顔でいることですよね。 歯列矯正は、見た目を整えるだけでなく、10代の身体と心の健全な発達に寄与するものとなり得るでしょう。彼らのセルフィーは、今を生きる自分を肯定する行為であり、その背後には、健康への意識と自己表現の自由が共存しているのです。
【調査概要】
対象者:全国の15歳〜29歳の男女
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート 実施日:2024年3月