デンタルオフィス飯田橋

歯周病は多くの方が患っている疾患であると言われており、進行中の自覚症状がありません。
そのためサイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状が出た時点では既に進行してしまっている場合が多く見られます。

しかし、歯周病は不治の病ではなく改善させることが可能な疾患で、必ず何らかの原因があり症状に最適な治療方法があります。
当院では全ての治療に於いて、抜歯を極力 回避する治療に取り組んでいます。
歯周病治療では、すべての症例で抜歯の回避が可能なわけではありませんが、最善の方法をご提案いたします。

■歯周病の根本的改善を目指す治療

・歯周病の状態を分析：歯周病の原因菌を特定し、お一人おひとりに最適な治療計画を立てていきます。
・レントゲン検査：経験豊かな医師によるレントゲン検査を通し、歯周病の進行状況を正確に把握した上で治療をおこないます。
・唾液検査：個々の口内に潜む細菌を詳細に分析し、歯周病・う蝕のリスクに関する６項目の測定が可能です。
　口内の状態を、患者様ご自身と医師で共に把握することにより、今後の歯周病予防に大きく役立ちます。

■ 治療計画に沿った原因療法

・レントゲン検査や唾液検査を元に、綿密な治療計画を作成します。
　患者様お一人おひとりで治療方法や通院回数 等は異なりますが、根本改善=再発を防ぐことがゴールとなります。
・口腔機能水を使用した殺菌消毒をおこないます。
　歯周病菌は唾液中にも存在しているため、殺菌効果の高い口腔機能水で消毒し・再発のリスクを軽減します。

■抜歯を回避する歯周組織再生療法
　進行した歯周病は歯を支えている骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
　しかし、重度の歯周病でも歯周組織再生療法によって歯を残せる可能性があります。

・GTR法：溶けて破壊された骨の再生するスペースを確保し再生を促す治療法です。
　GTRメンブレンと呼ばれる人工膜で、歯と歯槽骨の間に骨が再生するスペースを確保します。
　人工膜で覆うことにより、通常では歯槽骨よりも再生のスピードが速い歯肉が隙間を埋め込んでしまうのを防ぎます。

・エムドゲイン法：特殊な薬剤エムドゲインゲルを塗布し、骨の再生する力を促します。
　歯茎を切開し不良な歯周組織の除去・歯根面の徹底的な清掃をおこない、歯根面にエムドゲインを塗布した後 歯茎を縫合します。
　２～３週間後に抜糸をし、 術後３～６週間程で歯周組織の再生が見込めます。

■難症にも対応する歯周外科治療

・歯肉剥離掻爬手術(FOP法)：歯茎を切開し、歯根や骨に付着した歯石を取ります。
　所要時間は１～２時間程度・抜糸は１週間後が目安です。

・ルートセパレーション(歯根分割術)：歯根と歯根の間で歯周病が進行してしまった場合におこないます。
　歯根と歯根の間は歯周病が進行しやすい場所で、そこで歯周病が進行してしまった場合には、
　歯の真ん中を２分割し病巣を除去した後、冠せ物をして保存します。

重度・難症の歯周病にも対応いたします。
安心してお問い合わせください。

様々な矯正方法がある中で、目立たない矯正として認知度の高い治療法がマウスピース矯正です。
マウスピースを用いた矯正は数多くあり、その中でも透明で薄く・装着時の見た目の違和感がないインビザラインは
人前で話す機会が多い方にも、口元を気にせずご使用いただけます。

当院では専門医によるカウンセリング・診断・治療まで、患者様のご希望に沿った計画をご提案し、治療中も計画通りに
歯列が動いているか見過ごすこと無く綿密に観察し、患者様と二人三脚で矯正治療をおこなってまいります。

■マウスピース治療矯正の流れ
①カウンセリング・シュミレーション
　歯列に関してのお悩み・不安 等をカウンセリングし、矯正完了後の歯列をシミュレーションで確認いただきます。

②矯正治療前のチェック
　矯正治療を始める前に、う蝕や歯周病・歯列の状態まで、口内状態を徹底的に検査・確認いたします。
　う蝕があった場合は矯正の妨げとならない様に、治療をおこないます。

③クリンチェックの実施
　インビザライン矯正では独自のソフトウェアを活用し、治療後の歯列をシミュレーションで御確認いただけます。
　３６０度 全方向から歯列の治療前後の変化を確認することができ、治療期間の目安 等も知ることができます。

④マウスピース作製
　シミュレーションのデータに基づきマウスピースの製作をいたします。
　その後、試着していただき問題が無いようであれば矯正治療を開始いただけます。

⑤マウスピース装着期間
　１日２０時間以上装着していただき、適切なタイミングで新しいマウスピースに交換し、歯をゆっくりと動かしていきます。

⑥リテーナー装着期間
　矯正治療の終了後にリテーナー(保定装置)を装着し、歯列の後戻りを防ぎます。

当院は総合歯科医院のため、矯正治療と虫歯治療を並行しておこなうことが可能です。
また、抜歯を伴う矯正治療も対応できます。
どんなことでも安心してご相談ください。

根管治療は再発される方が多い診療科目で、治療を繰り返すほどに成功率が下がると言われています。
再発を防ぎ、治療の成功率を向上させるためには歯科医の高度な技術と、それをサポートするための最新の設備が重要となります。

当院では再発の防止に重点を置き、成功率を向上させる精密根管治療を提供しています。

■精密な治療を実現する設備環境

・視野を鮮明に拡大する高倍率ルーペ
　治療中の視野を数十倍にも拡大することが可能な装置です。
　歯根の直径はわずか０.１～０.２ミリと肉眼では確認できないほど極細であり、高倍率ルーペを用いることにより
　肉眼はもちろん、通常のルーペでも見えないレベルの歯根を精密に治療することが可能になります。

・隠れた病巣を発見できるCT装置
　CT(コンピュータ断層撮影)は画像診断装置の一つで、３Dに治療箇所の撮影がきるため、血管や神経 等の詳細な位置関係や
　通常のレントゲンでは鮮明に撮影ができない隠れた病巣などの情報も得ることができます。

・複雑な根管にも届くステンレスファイル
　根管を掃除する際に用いる細長い Jの字状の道具をファイルと言い、細くて硬い性質があるため
　歯根の先端まで確実に到達・貫通させ、徹底的な掃除が可能になります。

■美しく頑丈なファイバーコアで歯を守ります
　根管の治療後は、空洞になった歯の内部にコアと呼ばれる土台になる部分を挿入します。
　コアは歯根の強度を高めるために必要で、使うコアの素材により歯の寿命は大きく左右されます。
　当院では靭やかさを持った耐久性・天然歯のような審美性に優れたファイバーコア(ファイバーポスト補強型レジンコア)を採用しています。

高い技術と最新の設備環境で、難症にも対応いたします。
安心してご相談ください。

有床義歯は現在でも、痛い・しっかりと噛めない・ずれる・話しにくい・目立つ 等のマイナスイメージが一般的です。
しかしこれらの問題は、精密に製作された・正しく合った有床義歯を使用することで改善されます。

当院では、有床義歯の設計・有床義歯製作の理論・生体の変化についての豊富な経験と確かな知識を持ち併せ
高い有床義歯の製作技術を持つ歯科技工所と連携し、患者様お一人おひとりにとっての理想の有床義歯を提供しています。

■有床義歯の厚さ
　通常の有床義歯の厚さは２～３mm程が一般的です。
　プラスチック素材(歯科用レジン)を用いて製作されており、強度を保つために必要な厚さとされています。
　しかし２～３mmは口内では比重が大きく、口内が狭くなる・食事がしにくい・発音がしづらくなる 等の大きな負担となります。

■有床義歯の変形
　プラスチック素材の有床義歯は、長期の使用で歪み・たわみが生じ変形してしまい、それが原因で噛んだ際に痛みが生じます。
　この様な不快感を払拭するために、薄くて強度にも長けている金属床義歯が有効です。
　チタン素材を用いているため身体にも負担がなく、最も薄い部分で０.２mm・最も厚い部分で１mmという有床義歯です。

・強度と薄さを併せ持つメリット
　食べ物の味・温度が正確に感じられる：本来の繊細な味覚を取り戻せ、熱伝導率も高く食事をそのままの温度で味わうことができます。
　
・咀嚼機能が回復し・誤嚥性肺炎のリスクが軽減する：有床義歯の不快感が原因で咀嚼機能が低下すると、
　同時に嚥下機能(飲み込む機能)も低下します。
　両方の機能が低下してしまうため、食べた物が気管に入り込んでしまう事が多くなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
　噛める有床義歯にすることで咀嚼・嚥下機能が向上・回復し、誤嚥性肺炎のリスクを軽減させることができます。

■豊富な種類の歯のデザイン：歯の形は装着感だけでなく審美性にも大きく影響します。
　当院では歯のデザインにも力を注いでおり、患者様のご要望をしっかりとお伺いし有床義歯の製作に反映させています。