その他 2024/08/29

【Teech歯科コラム】気になる口臭はなに⁈男女の気になる口臭には違いが！

他人の口臭、意外と気になりませんか？

今回20代から40代の男女を対象に「他人の口臭で最も気になるものは？」というアンケートを実施したところ、いくつか興味深い結果が得られました。この結果をもとに、口臭の感じ方についてさらに深掘りしていきましょう。

男女で異なる「気になる口臭」

まず、男女別に見ると、口臭の感じ方に違いが見られます。
女性は「ニンニクやネギなど臭いのある食品を食べた後の匂い」が28.7%で気になるにおいの中で最も気になると回答しています。これは女性が日常的に香りに敏感であることが影響しているのかもしれません。特に公共の場や人とのコミュニケーションで、強い食品の匂いが不快に感じることがあるのでしょう。加えて、女性は一般的に自身の体臭や口臭にも敏感であるため、他人の強い食べ物の匂いにもより敏感になると考えられます。

男性は「タバコを吸った後の臭い」が22.7%で気になると回答しています。この結果から、タバコの匂いが口臭だけでなく、衣類や髪にも染みつくことで、不快に感じられることが多いと推測できます。特に非喫煙者が増加している現代において、タバコの匂いは単なる口臭ではなく、より広範囲な「匂い問題」として認識されているのでしょう。

「病的口臭」への意識の高さ

全体で22.7%の人が「病的口臭（胃の不調や歯周病などによる、食品が腐ったような匂い）」を気になると回答しています。病的口臭に対する意識が高いのは、健康や身体の状態に対する不安が背景にある可能性があります。特に現代は健康志向が高まっており、「病気のサイン」として口臭に気をつける人が増えているのかもしれません。このため、単なるマナーの問題を超えて、体調管理や健康チェックの一環として捉えられているのでしょう。

口臭は他人との距離感を映し出す鏡？

今回のアンケート結果を通じて、口臭に対する意識が男女で異なる背景には、社会的な役割やコミュニケーションの違いがあることが浮かび上がります。女性は食品の匂いに敏感であり、男性はタバコの匂いに敏感といった傾向は、日常生活での他人との距離感や、どのような状況で不快に感じるかが異なるからです。例えば、女性がニンニクの匂いに敏感である背景には、家庭や仕事での細かな気配りが求められる場面が多いことがあるでしょう。

一方で、男性がタバコの匂いに敏感な理由には、オフィスなどでの密接なコミュニケーションが関係しているのかもしれません。